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採血で失敗して落ち込む看護師さんを数多く見てきました。


採血が上手くできなくて悩む看護師さんを、これまでたくさん見てき

ました。

特に新人看護師さんに多いのですが、採血や点滴のルート確保に失敗が

続くとかなりメンタルが落ち込みます。

新人でなくても、中堅看護師で自分ではそこそこできると思っていると、

失敗したときのショックは大きいものです。こう考えると、新人さんよ

りも看護師歴が長くなるほど失敗したときのメンタルショックは大きい

のかもしれません。


採血を受けたことがある方で採血失敗を経験したことがない人は、看護師

が採血失敗をすることなんて滅多にないのでは?と思われるかもしれま

せんが、看護師が採血を失敗することはあります。

もちろん採血する看護師さんは失敗してもいいやという気持ちでやって

いるわけではありませんから、真剣に採血に取り組んでいます。

「患者さんに痛い思いをさせるのはこの1回限りにする!」

「よし!この血管なら大丈夫だ。一発で決められる」

看護師さんは採血成功のために、血管の状態を十分検証したうえで、成功

すると信じた血管に針を刺します。

「看護師はプロなんだから必ず1回で成功しろ」と言われるかもしれませ

んが、申し訳ありませんが、必ずどの患者さんでも成功するとは言えま

せん。

プロなので失敗しないようにするのは当然でその心構えで採血をしていま

すが、これは経験の積み重ねがものを言います。

やはり経験が浅い看護師よりも経験を重ねてきた看護師のほうが採血は

上手いのです。

◆ 採血の失敗が続いて悩んだ新人時代



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僕が新人の頃、採血が上手くできず悩んでいた時期がありました。

あきらかにぷくっと膨らんだ血管が分かるのに、針を刺しても逆血がなく

失敗したことが続きました。自分では「これは絶対いける!」と確信をし

て選んだ血管だったので、あとのメンタルの落ち込みは大きかったです。

そんな僕を見て年配のベテラン看護師が

「この患者さんの採血をさせてあげる。やってごらん。

ほら、こんなにもう血管が見えているでしょ。これなら絶対失敗しない」

とエールを受けて挑んだ採血。結果、見事に失敗。

これは本当に落ち込みました。

「自分は看護師に向いていないのではないか?・・」

自信を一気に失いました。


患者さんに本当に申し訳ないと恐縮しまくりでした。


この経験があって日々の努力を重ねて、今の僕がいます。

患者さんに嫌味も言われ、怒られ、先輩からも怒られ、悔しがり、

技術書を読んだり、ネットでコツを調べたり、同僚や先輩からコツを

聴いたり、いろいろ試行錯誤を重ねてきました。


数々の努力と経験によってベテランになっていきます。


今採血をサラリとやってのけるベテラン看護師さんは、きっとこうした

人知れず苦労と努力をしてきているはずです。


看護師はプロだから絶対失敗してはいけないとの考えがあるのは知って

いますが、何回もやっているから、ベテランだから絶対毎回成功する

とは言えないのです。

そこは採血を受ける側も理解してほしいと思います。

何回も経験を積んでいくことで、失敗する確率を下げることができます。

あとはこの失敗率をできるだけ下げていく、成功率をあげていく、その

ために日々努力を継続する。

これに尽きるのではないでしょうか。


ベテラン看護師さんは本当にすごいなあと思います。

僕たちではとても見えない血管にスッと針を刺すことができます。

神業というのはこういうことなのでしょう。


ああいう領域に達したいと僕は日々格闘中です。

あっ、僕は自分でいうのもあれですが、今は結構自信がありますよ。

でもベテランになるにはまだまだ階段が残っています。

◆ チャレンジは2回まで。2回失敗したら選手交代



採血にしても点滴のルート確保にしても、失敗は2回までです。

あなたが2回失敗したらそこであなたは終了です。

3回目からは別の看護師さんに代わってもらいましょう。


人は2回までなら失敗を許せます。

1回目に失敗してもほとんどの人は「しょーがないなあ。次で決めろよ」

と2回までは許してくれるものです。

もし3回目も続けて同じ看護師さんが失敗したら、される側の人は怒り

ます。

そうなると信頼関係にも影響を及ぼすかもしれませんから、意地になって

成功するまでトライし続けるのはやめましょう。

交代することは別に恥ずかしいことではありません。

先輩だろうが失敗することはあるので、お互い様ですから。


新人看護師さんが採血を失敗するのは仕方のないことです。

かと言って失敗してもいいという意味ではありません。

ベテランでも失敗はありうるからです。

ましてや経験の浅い新人が失敗することはあるのです。


新人看護師さんがやってしまうケースで、採血を失敗したときに意地に

なって今度こそ成功するんだと何度も針を刺してしまうということが

あります。

次こそ成功したい、先輩に代わってもらうのは申し訳ないと思うのは

分かりますが、何度も何度も針を刺される患者さんの身にもなって

考えましょう。刺される側はたまったものではありません。

◆ 成功率をあげるには、技術書にある方法を試す



「手(腕)を暖める」

「軽く叩く」

「手をグーパーしてもらう」

「手を心臓より下にする」

など看護技術書に載っていることを試すことをします。

おそらく看護師さんはみんなすると思います。

人によっては効果がないやり方もありますので、とにかく「これがダメ

なら、あれを」というように試すしかありません。

◆ 経験上、どんな人でもどこかに必ず刺せる血管がある



僕の経験上、どこにも刺せるような血管が無いやーんという方にも、

どこかに必ず一本くらいはあります。

上腕であったり、下肢であったりと探すのです。

探していくと浮腫がきつい方でもどこかに「もしかしてこれ・・?」

というのを見つけることができるものです。

とにかく信念を持って目を皿のようにして探します。

自分の指先の感覚を信じます。

指先からの感覚で、血管特有のぷくっとした膨らみが感じられたら

そこはターゲットになります。

逆にぷくっとした膨らみが感じられなければ、失敗する確率は高い。

指先の感覚を研ぎ澄ませましょう。

◆ 僕はいつも家族さんに席をはずしてもらいます



誰かに見られているとやりにくいということがあります。

僕もそうです。

一人でやったほうが、確実に成功率は上がります。

意識しないようにしていても、誰かに見られているとやはり緊張して

いるのでしょう。

もし失敗したら家族から何か言われるかもしれないとか、いろいろ

考えてしまうものですから、邪念が失敗を誘発します。

こうした人は多いので、よろしければこちらの記事もお読みください。


席を外していただいても失礼ではありません。

それで一発で決まれば患者さんにとっていいことです。

でも時には席を外してもらいにくい状況もあるかと思いますので、

そこはケースバイケースでお願いします。


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採血は確かに難しいです。

過去に数えきれないほど採血をしてきた今でも、患者さんによっては

難しいことがあります。

採血をしていくといつかどこかで採血が上手くできる時期がやってきます。

どこかで採血の神様が降臨してくることがあります。

今は苦手な看護師さんもあきらめずに日々精進していきましょう。

もう、やってやってやるしかないですからね。

くじけずお互いがんまりましょう!



かく言う私もこの本を手に取ってなんとか自分のスキルアップをしたいと

奮闘したものです。(今もですが・・・)

内容は親切で分かりやすい。

なんだかとってもかわいらしい本です。

重くないので、鞄に入れてもしんどくならないし、病院の自分の

ロッカー等に置いていてもいいかもしれません。

看護の現場ですぐに役立つ 注射・採血のキホン (ナースのためのスキルアップノート)

看護の現場ですぐに役立つ 注射・採血のキホン (ナースのためのスキルアップノート)

  • 作者: 佐藤智寛
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2017/11/14
  • メディア: 単行本
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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