IMG_2901.jpg


さて、令和元年5月25日(土)~26日(日)に

第20回 日本認知症ケア学会大会が京都で開催されます。

今年、私は認知症ケア専門士の資格試験に合格しました。この資格は5年毎の更新があります。5年の内に必要なポイントを獲得しないと更新できません。ポイントを取得するのはいろんな方法があるのですが、こうした学会に出席する、もしくは発表するというのがあります。

こうした認定の学会等は全国で開催されているのですが、この度私の地元京都で開催されることになり、出席することにしました。

それについて日本認知症ケア学会から今大会の会誌が送られてきました。上の写真がそうです。


今日は認知症の方の合併症を見逃さないために、というお話です。




◆ 認知症になると自分の症状をうまく言えないことがある。

認知症が進行してくると、今起きている症状について、上手に口で説明ができないことがあります。

たとえば、ある認知症患者さんがウロウロ歩いて落ち着きがない。「どうしたの?」と聞いても「え?ああー、いや、向こうへ行こうと思ってな」と言ってよく分かりません。

で、これは、便秘だったということがありました。便秘でお腹が苦しくて落ち着きがなかったのです。


また別の例では、ある日からご飯を食べなくなった患者さん。食べてもらうためにいろいろ試すが、やっぱり食べない。結局お腹に腫瘍があったのです。それが原因で食べられなかったんです。


こうしたことは認知症患者によくあることで、本人の口から異常な事態をうまく言えないので、周りが見つけてあげる必要があります。


◆ 医療者は経験やフィジカルアセスメントが大切。

では医療者側はどう対応したらいいのでしょうか?


それは、経験と勘。だけでは寂しいので、それプラス、「フィジカルアセスメント」。

経験と勘とフィジカルアセスメント。


フィジカルアセスメントは、CTとか内視鏡とか医療機器を使わないで、観察をする人の目・耳・感触・患者の反応等で知識とスキルを使って、患者の体に何が起こっているのかを調べる方法です。

診察のとき、お医者さんが患者さんの背中やお腹をトントンと叩くことってありませんか?あれもフィジカルアセスメントです。


このフィジカルアセスメントは特に重要で、認知症患者に有効なだけでなく、あらゆる患者に使います。

できる医師や看護師は、このフィジカルアセスメントがうまいのです。


◆ 認知症患者は環境の変化に弱い。早く退院するのがベター。
889ec7c9741efb98425e45312a9765df_s.jpg

認知症がまだ軽度なら、意思疎通に問題がないことがあります。しかし、入院など今までと環境がガラッと変わるようなイベントがあると、たちまち認知症が進んでしまい、もう寝た切りになってしまうとか、意思疎通が難しくなってしまうとか、そういうことがあります。

では入院して認知症が進んできた場合、どうすればいいのでしょうか。

一番いいのは、早急に退院して元の環境に戻してあげること。これが一番いいです。

それが難しい場合は、薬剤を使用して興奮をおさめたり、認知症の進行を遅らせる薬を使ったりします。

あまりに症状が激しく出ている場合は、精神科へ受診をしたりします。


このように認知症患者さんのなかには、今起きている自分の症状をうまく口に出して言えないことがあります。

そうすると治療が遅れることが予想され、悩ましいことです。

そうならないように、医療者は日々観察をしているのですが、現場の人間から言わせると難しいことです。

日々、精進ですね。


では、本日は日本認知症ケア学会大会に行ってきます。大会のことはあとでレポートする予定です。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

<スポンサードリンク>





マイナビ看護師転職のサポート。新規登録無料!⇩⇩




遠くから高齢の家族をそっと見守るシステム⇩⇩






人気ブログランキングに参加しています。

下のバナーにクリックをお願いします↓

看護師ランキング


↓この記事が役に立ったという方は、ボタンをクリックしてください。↓

↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想をお気軽に書き込んでください。↓↓

カテゴリ

タグ