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私はいろんな仕事をしてきましたが、看護師になる前の仕事は医療機器販売会社の営業マンでした。その後看護師になりました。

皆さんは医療機器販売会社というのはどんなことをしているかご存知でしょうか。

単に医療機器を販売しているだけじゃないんです。

今回は「医療機器販売会社について」のお話です。




◆ 販売しているのは、「薬以外」全部。
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病院にはいろんなものがありますよね。

ベッド、CT,MRI、レントゲン撮影機、注射針、ガーゼ、アルコール綿、聴診器、車いす、ストレッチャー、診察台、ゴミ箱、歩行器、杖、吸引器、吸引チューブ、骨折の固定プレート、手術用機器全部など、これら全部、医療機器販売会社が病院に販売しているのです。

もう数えきれないほどの商品を取り扱っています。

なんといっても「薬以外」全部です。

薬は製薬会社が卸会社を通して病院に届けられます。


病院に中にいて、薬以外の目に付くものは大抵納品しています。

手術に使うモノ全部、医療機器から消耗品まで。診察や治療、処置に使うモノ全部。病室にあるモノ全部。ナースステーションにあるモノ全部。


こうして考えると、製薬会社だけが病院の本業を支えているわけではなく、医療機器販売会社がいないと病院は機能しません。病院に医療機器販売会社は絶対必要な存在です。


◆ 病院とメーカーの橋渡し。この業界は代理店制度で成り立っている。

たとえばベッドとか血圧計とかの品は、病院が直接メーカーに連絡して直購入をしてるのではありません。

すべて「医療機器販売会社」を通して販売されます。

たまに病院がメーカーに直で連絡することがありますが、その場合でもメーカーが「分かりました。ではお見積りは販売代理店の〇〇医科器械さんから出させていただきます」と返事をし、医療機器販売会社から病院に見積もり交渉をします。


メーカーが同行することはありますが、病院と値段や納期の交渉はすべて販売代理店である地元の医療機器販売会社がおこないます。


◆ 医療機器販売会社はどうやって儲けているのか?
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メーカーと病院との差額が儲けです。

例えば1万円の医療機器を病院に納入する場合。

メーカーから定価12,000円の物を医療機器販売会社は7掛けの8,400円で購入します。

病院には見積価格10,000円とします。

これで病院がOKなら、10,000円で病院に販売します。

10,000-8,400=1,600円が医療機器販売会社の利益です。


単純なんです。

仕入れ値と売値との差額。それだけです。

なので、安く仕入れて高く売れればそれだけ利益が出るということです。

こうした値段の交渉は営業がします。


◆ 手術の場合は貸出をして、医師が使った物だけを後で請求するという方法も。

病院のオペ室には手術をするための機材がそろっています。

しかし、手術というのはいくつものパターンがあります。整形外科だけでなく、脳外や心外、泌尿器、消化器、移植外科などいろんな科で手術があります。

整形外科ひとつをとっても、足の手術だけでもいろんな手術があります。

それらを全部病院が機材をそろえて持っているとすごい数の在庫になりますし、管理も大変。

そこで手術のときはあらかじめ医師と営業マンが打ち合わせをして、「こういう手術キットを用意してほしい」と話をしておきます。人工骨頭などでは体格によって骨の大きさはまちまちですから、少しずつ大きさの違う骨頭をいくつも用意して手術中に一番合う大きさの骨頭を決めて使います。


このように手術前に、その手術で使うキットなどを医師と営業マンが打ち合わせをして、営業マンがメーカーに連絡して手術キットを取り寄せます。そのキットのうち、使った物品をあとで病院に請求します。残りはメーカーに返します。


なので緊急オペでは、営業マンがメーカーへ手術キットを車で取りに行き、病院へ運ぶこともあります。


◆ とにかく病院の仕事がうまく回るように、毎日御用を聞きまくります。

このように日本の医療機器販売は、代理店制度を採用していますので、病院は医療機器販売会社がないと何も業務ができません。

ガーゼ一枚、納品できません。


私たちの普段の生活で例えるなら、家電やパソコンなど電気製品を買おうとしたら「ヤマダ電機」に買いにいくようなものです。最近はパソコンなどメーカー直販売がありますが、それはなしとして、家電量販店に行けばいちいち個別のメーカーに注文しなくてもいろんなメーカーのいろんな品が揃っていますよね。家電量販店はメーカーと私たちとの懸け橋になっています。

医療機器販売会社もそうです。

メーカーと病院との懸け橋なのです。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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