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カテゴリ:医療スタッフ

上手くいかない日もあるさ。明日は晴れるよ、前を向こう。

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生きていると良いことも悪いこともあります。

仕事が調子いい時はハッピーな気持ちになり、失敗が続いたりトラブルが発生したら最悪な気分になります。

たとえ仕事が調子良くても、私生活に何かトラブルや問題が発生したら、せっかく仕事が調子良くても気分は盛り上がりません。

メンタルが弱いとこうした問題に直面するとかなりへこんでしまい、鬱のような状態になる場合があります。

しかし悪い事は必ず起こります。そうした時にどういう心構えを持つように日頃からメンタルケアをすればいいのでしょうか。





◆ 生きてりゃ浮き沈みがあることを受け入れる。



それこそテストステロンが多く分泌されている方でしたら、困難な状況でも「よし!やってやろう!」とチャレンジ精神旺盛に困難に立ち向かっていくでしょう。業績が右肩上がりでないといけないと熱心に仕事に取り組んでいますが、一度でも業績が下がると我慢できなくなりイライラして攻撃性が増す人がいると思います。



こうした方は非常に熱心に困難に立ち向かっていくため、頼りがいがあるの反面、相手を傷つけてしまう可能性もあります。


まずは自分がイライラしていることを自覚し、そうした時の自分なりの対処法を見つけておきましょう。

たとえば、ヨガ、体操、散歩、深呼吸、映画、歌う、演奏する、コーヒーを飲む…など自分なりの心を落ち着かさせる術を見つけておくことが大切です。


ちなみに私はイライラしたらコーヒーを飲むか、映画を観たり音楽を聞いたりします(;^ω^)


◆ ポジティブな考えができるように日頃から訓練する。


ポジティブな考え方になるように訓練するには、イライラを抑える発想が必要です。

イライラは時として怒りに変るので、怒りが頭を支配すると攻撃だけに意識が集中してしまい、健全なポジティブシンキングができなくなるリスクがあります。


まずは自分の気持ちを落ち着かせるように、セロトニンを増やす行動をとりましょう。

座禅、ヨガ、深呼吸などがおすすめです。




◆ 得意分野を身に付ける。



「好きこそものの上手なれ」といいますが、やはり好きなことなら進んでやれるもの。

好きだからこそ得意なのです。

社会人になれば自分の強みが非常に重要になります。信頼してもらう要素の一つと言えます。


学生の時はピンと来なかった人も実際に働き始めるとよく分かるでしょう。

社会人こそ勉強が必要です。

できる人は人知れず努力をしています。他人には「よくやるよ、そんなこと」と思えるストイックなことを継続している。


「好き」をもっと伸ばしましょう。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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今は「多職種によるチーム」で医療をする時代。ますます専門分野の深化が求められる。

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昔は医師がいて、その医師が患者のすべてを決定していた・・・

というのが昔話になってくるのでしょう。

今の病院の体制は医師がいて、看護師がいて、薬剤師がいて、、、というように、いろんな職種が集まって医療が成り立っています。

もっと言うと、患者が円の中心にいてその周りを医療職が取り囲んでいる、というイメージです。





◆ 医師だけで判断が付かないのが現在の医療

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急性期病院ではどうしても医師が中心に動いているのですが、それでも医師だけで診察や治療ができるわけではありません。

放射線技師や臨床検査技師、看護師等がそれぞれの役割を発揮してこそ、いい医療が可能になります。

私が以前勤めていた脳神経外科の救急病院もそうです。

医師もかなりのハードワークです。

看護師やその他のコメディカルのサポートがなければ、あれほどの急患に対応ができませんし、外来や入院患者を合わせるとかなりの数の患者の対応が必要になります。

医師の数はどこの病院も少ないので、その少ない人数であれだけの患者を診ることはムリです。

医師は超ハードワークですが、それを支える多職種がいるのです。


特に回復期リハビリテーションでは、患者のことを決定するのに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、看護師、介護士、社会福祉士といった職種が関わっています。

入院の経験がある方はピンとくるかもしれませんが、いろんな職種が一人の患者に関わります。


最近の医療は「チーム医療」といって、多職種が一つのチームを作って一人の患者に対応します。

これが今のトレンドです。


◆ 各職種が専門性を発揮してこそ、患者のためになる。
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そのため、各スタッフが専門性をより発揮することが求められます。

カンファレンスでも各スタッフが参加して現状報告をしたり、問題に対するアプローチを述べたりします。

日々の療養生活についても、各スタッフがそれぞれの専門性を発揮して関わります。


たとえばリハビリスタッフの分析や報告によって患者の能力を見極め、スタッフみんなでリハビリを支えます。

入退院の調整や退院後の施設や在宅診療所等への連携は、社会福祉士が担当します。

患者の食をサポートするのは言語聴覚士だけでなく、管理栄養士や歯科衛生士も関わります。


このように多職種が一人の患者の情報を共有して医療が成り立っています。

あなたが入院しているとき、裏ではこんなにたくさんの人が動いています。


多職種の思いは一つです。

一日も早く患者に良くなってもらいたい。

患者に良い反応があれば、みんなで喜びます。

問題があれば、みんなで考えます。


お見舞いに来られたとき、ナースステーション内で黙々とパソコンを打っている姿を見ると、あまり想像できないかもしれませんが、実はこうした多職種連携を日々おこなっているのです。

「あれ、この人あまり会ったことがないけど、ウチのことを妙に知っているなあ」と思う時があるかもしれませんが、これこそ他職種連携です。

基本的に一人の患者に各他職種が一人ずつ担当が付きます。


もし入院中に何か分からないことなどがあれば、どの職種でもいいですので、聞いてみてください。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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無気力を避けて、モチベーションを下げないコミュニケーション力。

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誰でも褒められるとうれしいですし、叱られると悲しいものです。

ずっと褒められるといいのですが、そうもいきません。

やる気と根気という言葉がありますが、仕事や勉強に限らず、リハビリをする患者さんに持っていただきたいマインドです。

しかし、年中やる気に満ちているということは難しく、時には怠け心が出ますし、どうもやる気が出ない日もあるでしょう。

今日のリハビリスタッフが気に食わないということもあるかも知れません。

これが一時的ならまだいいのですが、やる気がなくなって無気力になると、話しが難しくなります。

無気力になると、何でもないことすら、やらなくなってしまうからです。

無気力について興味深い実験があります。




◆ 「カマス理論」という「諦め」の実験。

カマスという魚をご存知でしょうか。

人を襲うこともあるという気性の荒い魚で、小魚などを餌として食べています。

水槽にカマスを入れ、その中に小魚を入れるとカマスは食べようと襲い掛かります。

ではその水槽に透明の板で間仕切りをして、カマスと小魚を別々に分けます。そうするとカマスは小魚を食べようと何度も何度も透明の間仕切り板に当たります。でも何度も体当たりしても食べることができないので、結局カマスは食べることを諦めてしまい、間仕切り板を外しても小魚を食べようとしなくなります。


食べようと思えば食べることができるのに、食べようとしない。

カマスは何度も食べようとしましたが、結局すべて失敗に終わり自分の力では食べることができないと分かると、できるのにしなくなるのです。


もう一つ、興味深い実験があります。


◆ 「セリグマンの犬」と呼ばれる実験

アメリカの心理学者:セリグマンの行った実験です。

壁が高い部屋に犬を入れて、床に電流を流します。すると犬はびっくりして電流から逃げようと飛び上がります。しかし、これを何回も続けていくと、飛び上がっても壁が高くてここから逃げられないと学習した犬は、飛び上がらなくなります。

これを学習したあとに、壁がとても低い部屋に犬を移して電流を流します。今度は壁がとても低く飛び越えられるにもかかわらず、逃げられないことを学習した犬は飛び上がろうとしません。逃げられる環境にも関わらず、逃げることを諦めたのです。「どうせ逃げられない」と。

これを「学習性無力症」といいます。

失敗が続くと、挑戦したり今度こそ成功しようとして行動する気力すらなくなり、無気力になります。


セリグマンは、

「回避不能な嫌悪な刺激にさらされ続けると、その刺激から逃れようとする自発的な行動が起こらなくなる」

としています。


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これは私たちの生活にも当てはまります。

ブラック企業や社畜といわれる状況に置かれている人は、これに当てはまりそうです。

「ブラック企業なら、自殺するまで働かずに辞めたらいいのに」

と言う人がいますが、強烈なストレスにさらされていると、自ら逃げようとしなくなる。

また、少しの努力でこの劣悪な環境から逃げられるのに、自ら行動を起こさなくなる。

これはまさに、今までの経過から、逃げたくても逃げられないと刷り込まされた結果、逃げることを諦めてしまったのです。

虐待もそうです。


職場でいろいろ提案しても、一向に採用されないと「どうせまた提案してもダメに決まっている」と提案すること自体を諦めてしまうようになってしまいます。


これはいろんな場面で起こり得ることです。


◆ だからこそ、成功体験は大切にしたい。

このように、やってもやっても失敗ばかりだと、そのうち「やってもどうせ逃げられない」「また失敗するに決まっている」と、しなくなるんです。

無気力になります。

これは上記の実験例にあげたように、有名なことです。


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これを避けるには、成功体験をさせてあげることです。

リハビリでも同じことがいえます。

具体的には、自分の限界をほんのちょっとだけ超えるようにサポートする。

10mを歩くのに、今まで90秒かかっていたとします。

今度は10mを88秒で歩けました。

これをしっかり褒めましょう。

今までの限界を突破するとドーパミンを出してそれが前頭葉に行き、やっていたことが強化されます。

この例でいうと、10mを88秒で歩けたということが強化され、次もまたこの感動を味わいたいと思い、脳がそのときと同じ指令を出します。


成功したとき、脳はドーパミンをドパッと出します。

これは報酬系とよばれる物質で、ドーパミンがでると「うれしい」とか「楽しい」とかの気持ちになります。

そして、脳はその時やっていた行動を強化します

たとえば、好きな人が自分を見てほほ笑んでくれた。そしたら私の脳はドーパミンを出します。だからまたあの人に会いたいと思うのです。またほほ笑んでもらおうと行動するのです。


こうした心理学、脳科学をうまく利用することで、相手のモチベーションを下げずに関わることができるようになります。

心理学とか脳科学というと、なんだか難しそうに思いますが、実は私たちの生活にとっても身近な学問なのです。


小難しいことはさておき、失敗ばかりを指摘していると、相手は「セリグマンの犬」のように無気力になってしまうかもしれません。

要はコミュニケーションを大切にしているかどうかです。

一歩的に自分の考えを相手に押し付けていないか。

相手のやっていることをけなしてばかりいないか。

コミュニケーションは双方の意見や考え、思いを投げて受け取る、キャッチボールのようなものです。

ボールを適切に投げないと、悪意しか相手に伝わりません。


リハビリにモチベーションは大切です。

仕事や勉強もそうですよね。


相手のモチベーションをあげられるのは自分の言葉なんだと思って、継続可能なリハビリを目指していきたいですね。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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他人に振り回されて生きるか、自由に生きるか。

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自分のことを周りの人たちはどう思っているのだろうか?

こんなことを言ったら、相手はどう思うだろうか?

これだと周りからおかしいと思われるかな?


私たちは社会のなかで生きていますので、必然的に周りの目が気になります。


なかには「周りの目なんて、気にしないよ」という方もいるでしょう。

しかし多くの人は、特に日本人は、周りの目を気にするものです。


あなたなら、どっちを選びますか?

他人に振り回させれ生きるか、それとも自由に生きるか。


ある患者さんが、

「こんな体になって・・・近所や友だちに見られるのが恥ずかしい」

とおっしゃっていたのが印象的でした。




◆ 杖や装具、車いすを使っていると恥ずかしいですか?



先ほどの患者さんは、脳卒中で片麻痺が残りました。

装具を足に付けて歩行をし、杖をついています。

それがどうも気になるそうで、恥ずかしいとおっしゃっていました。


感じる感性は人それぞれです。

ある人はそんなの嫌だと思い、ある人は別にいいんじゃないと思う。


それと、人は自分と違うことを嫌がる。

特に日本人はそういう傾向があります。


集団を重視し、みんなと同じということを良しとします。安心します。


ところが、海外では個性を重視します。

日本ではあまり見かけないユニークな格好をしていても、誰も気にしません。

たとえば学校では制服もなく、鞄も自由。髪型も自由。授業中に足を組んでいても、頬づえをしていても自由。

要は勉強ができれば、成績がよければ、何も文句は言われません。

だって勉強しに学校に来ているんですから。勉強ができる子なら、それでOKという訳です。

大人になっても、この考えです。

優秀であれば、どんな格好でも、趣味でも、しゃべり方でも、歳が若かろうが、OKです。

だって優秀ですから。会社に貢献できれば、業績があがれば、それでOKという訳です。


欧米では車いすの方は、健常者と同じ感覚で生活をしています。

車いすに乗っていても、だれも冷やかしたり、ひそひそ言ったりしません。

歩けなくても、彼は彼。彼女は彼女。なにも変わりません。

車いす生活でも彼の価値は変わらないから、誰も気にしないし、以前の評価から下がることもありません。

だって、あなたそのものに価値があるのですから。


◆ 卑屈になるか、這い上がるか。

たしかにショックでしょう。

絶望するかもしれません。

事故にしても、脳卒中にしても、突然きますから。

心の準備なんて関係なく、ある日突然きます。


今までやってきたことができなくなることもあります。

これからやろうと思っていたことができないこともあるでしょう。

将来の計画を大幅に変更しないといけないことになるかもしれません。



いまは昔と違い、非常に様々なことが進化しています。

たとえ障がい者になっても、健常者と同じことができることが多い時代です。


世間も障がい者に対して寛容になり、受容し、仲間として普通に接していくようになってきました。


バリアフリー

ユニバーサルデザイン

介護タクシー

雇用の障がい者枠

エレベーターの車いす用ボタン

など、他にもたくさんの仕組みや取り組みがあります。

これらはひと昔前はなかったものです。


車いすでも一人で新幹線に乗って東京へ行ける時代です。


今や障害を理由にできないことは少なくなりました。


パラリンピックの選手を見てください。

あの姿を見ていたら、なんでもできると思いませんか?

パラリンピックの選手をバカにしている人を、私は見たことがありません。


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車いすの社長さんもたくさんいます。

車いすの世界的物理学者 故ホーキング博士のことを、人工声で変だとか変わった車いすで変だとか、そういうことを言う人を知りません。



◆ たとえ麻痺等があっても、あなたはあなた。

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親が片麻痺になったら、子どもは親が嫌いになるでしょうか。

子どもが片麻痺になったら、親は子どもを嫌いになるでしょうか。


今まで仲良くしていた友人が車いす生活になったら、絶交しますか。


先の車いすの社長さんも故ホーキング博士も、実績で周りを黙らせている。

だれもバカにしません。


例え実績がなくても、もう時代は変わっています。障害のあるなしに関わらず、やりたいことをやればいいのです。

できる時代ですから。


周りの目を気にして殻のなかに閉じこもるのか、「私は私。これからもできる」と思うか。


周りの目を気にして行動をしなかっても、あなたに何か得なことはないのです。


自分が思っているほどは、周りの人はあなたのことを気にしていません。


犯罪とか道徳とかに反しないのなら、誰かに迷惑をかけていないのなら、もっと自由に自分のやりたいことをやりましょう。

やらない理由なんてないですから。


自由は手足が自由に動かせるという意味ではありません。

自分がやりたいことをやるということです。


それではではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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昔は脳卒中発症後は動かすなが常識だった。今は早期リハビリテーション開始が常識。

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早期離床、早期リハビリテーション開始。

これは現在の医療の基本的な考え方です。脳卒中になっても状態が安定してきたら、早期にリハビリを開始することで、回復を促すことができるからです。

ところが昔はまったく逆で、「動かすな」が基本的な考えだったのです。




◆ 故佐藤首相が脳卒中で倒れたとき、誰も病院に救急搬送しなかったという事実。

1975年5月19日、ノーベル平和賞の故佐藤首相は、築地の料亭で政財界の人たちと宴席のとき、突然倒れいびきをかきはじめました。


当時のニュースでは脳溢血ということでしたが、たぶん脳梗塞だろうと今では言われています。

大学病院から医師団が駆けつけてきました。

しかし、誰もすぐに病院に救急搬送をしようとしませんでした。

当時は脳溢血というと、「動かすな」が常識だったのです。

故佐藤首相はなんと4日間もそこの料亭で寝かされていました。


そのあと病院に移ったのですが、そのあと一度も眼をさますことなく、6月3日亡くなられました。


有名大学の医師団でさえ、「動かすな」が信じられていたのです。

今となっては考えられないことですが、これはほんの44年前のことです。


◆ その後日本に初めてCTが来た。

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佐藤首相が亡くなられたあと、同じ年の9月に東京女子医大に日本初のCTが導入されました。

亡くなられるほんの少し後に導入されました。


このCTにより脳卒中医療は劇的に進歩しました。

CTを発明したハウスフィールドとコーマックの二人はノーベル医学生理学賞を受賞しました。


現在はMRIも加わり、画像診断は医療に欠かせない存在となっています。

CTとMRIはそれぞれが得意とする分野がありますので、病気の種類によって使い分けられています。


◆ 現在の脳卒中リハビリは早期から開始するのが常識。

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現在は脳卒中を発症したあと、状態が安定してきたらすぐに離床し、リハビリが開始されます。

これは早くリハビリを開始したほうが、後の回復がいいからです。

数々の研究によるデータがそれを示しており、エビデンスのある方針といえます。


急性期病院ではこの考えに沿って、早期離床、早期リハビリ開始を導入しています。

私が以前勤めていた脳外科の救急病院もそうでした。


しかし急性期病院はリハビリ時間が限られており、回復期のようにみっちりリハビリをすることができないのが現状です。

しかもまだ点滴をしていることが多くリハビリがしにくいのと、看護師も治療補助優先でどうしても患者さんのリハビリに関わることが難しいのです。


なので、できればもっと早く回復期リハビリテーション病院に移って、毎日みっちりリハビリをして、それこそリハビリ漬けの毎日にしたほうが、後々いいのです。


それではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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脳卒中患者の早期離床、早期リハビリで気を付けること

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今の医療は「早期離床、早期リハビリテーション開始」が主流です。

私が以前脳神経外科の救急病院に勤めていたときも、ラクナ梗塞では入院翌日からリハビリテーションを開始していました。

SCUという脳卒中専門集中治療室に配属されてからも、大きな手術をしたあと、なるべく早期にリハビリテーションを開始していました。


ここで早期離床、早期リハビリテーションを始めるにあたり、気を付けないといけないことがあります。

それは血圧です。

◆ 血圧の低下に気を付ける

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早期離床でもっとも気を付けることは、血圧です。

この血圧は大きな病気や脳の病気をしたあとは、低下しやすい状態になっています。

ベッドで寝ている状態では血圧は安定しているが、起こして座ると一気に血圧が低下するという恐ろしいことが起こる可能性があります。


ですから、何でもかんでも「早く起こそう」というわけにはいきません。

特に脳の病気、脳卒中になられている患者さんの場合は、特に慎重に起こす必要があります。




◆ 脳は血圧を一定に保とうとする

脳はうまくできていまして、脳に流れる血流を一定にしようとして血圧を保つ機能があります。

この機能は「交感神経」と「自動調節能」です。

まずは交感神経です。寝ている状態から起き上がると、脚に溜まった血を血管を縮めたり、心臓からの血流を増やしたりして全身の血圧を一定に安定させようとします。これは交感神経が働いているからです。

ですので、寝ていても起きていても基本的に血圧は一定なのです。


もう一つは自動調節能です。「機能」と書き間違えたのではありません。最後の文字は能で正しいです。

これは血圧が変動しても、脳の血流を一定に保とうとする機能です。

一般的に血圧が50~150㎜Hgくらいまでは脳血流を一定に保ちます。

この二つのバリアーのおかげで、脳は安定した血流を受けることができるのです。


ところが脳卒中になると自動調節機能が壊れてしまい、血圧の変動が直接脳の血流に影響を与えてしまいます。

たとえば寝ている状態での血圧と、起きた時の血圧が30%低下したとすると、脳血流も30%低下したと考えられます。


これが早期離床時、または早期リハビリテーションを実施するときに気を付けないといけない理由になります。


早期リハビリテーションは患者さんの回復を促すことになり、有効な手段です。

しかし、こうした身体の変化があることをよく理解して、観察を強化しながら早期リハビリテーションを実施していきましょう。


もしご家族さんのなかに脳卒中等で入院されていて、リハビリがゆっくりだなあと感じるのであれば、もしかしたら、こうした身体の変化に慎重になっている可能性があります。

個人差がありますが、急な変化に弱い状態になっているので、無理せずにその人にあったリハビリを行う必要があります。


◆ まとめ

・脳卒中等を発症すると脳血流を一定に保つ機能が壊れるため、急な動きに身体が対応できない可能性がある。

・早期離床、早期リハビリテーションは大切です。しかし、上記のように注意深く観察をする必要があります。

・その人にあったペースでリハビリをしていく。でも根底には早期にベッドから離れるようにアプローチをすることは大切です。


それではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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患者からのセクハラにはこう対処しましょう

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患者さんからのセクハラ被害はかなりの数あります。

「自分は大丈夫」と思っていても、いつ被害に遭うかもしれません。気を付けてください。


ではセクハラ被害にあったら、どうしたらいいのでしょうか?対処を実際の経験をもとにお知らせします。

◆ 対処その① 情報を多職種で共有すること

セクハラ被害が発生したら、まずこれをしましょう。

リハビリ病院にかぎらず、急性医でも、老健施設でもセクハラ被害が発生したら、みんなで情報共有をしましょう。

看護師が被害になったからといって、看護師の間だけ情報供給をしていても意味がありません。

そもそも一人の患者さんに看護師しか関わらないなんてことはありません。

リハビリもするでしょう、看護助手さんやケアワーカーさんも関わるでしょう。実習生もくるかもしれません。

多くの人が関わるのが病院や施設なのです。


他の女性スタッフにも被害がいかないように、また、もう被害に遭われた方を守るためにも、情報共有は大切です。


◆ 対処その② その患者には、できるだけ女性スタッフが対応しないように調整する。

被害に遭った女性スタッフはもちろん、できれば他の女性スタッフもその患者さんのケアに入らないように調整をするのがベターです。

人手不足があり、なかなか女性スタッフがケアに入らないようにすることは難しいでしょう。

どうしても女性スタッフがケアやリハビリに入るのなら、その女性スタッフにセクハラの情報を伝えるようにしましょう。

想定していないで接するのと、想定して接するのとでは対応の素早さが違いますから。


◆ 対処その③ 家族に連絡をする。

本人は家族に言わないで欲しいと思うかもしれませんが、やはり言うべきです。

よほどの凶悪なことはすぐに連絡したほうがいいですが、状況しだいでは次に家族が面会に来た時やカンファレンスの時に言ってもいいでしょう。

家族も聞きたくない情報ですが、病気の中で何が起こったのか、ご家族も知っておいたほうがいいのです。

なんせ、犯罪が発生したのですから。


◆ 対処その④ 強制退院とする。

何度注意しても止めない、対策を講じても被害がなくならない、多数の女性スタッフが介入を拒否する、被害者が出社できない状態になっている等の深刻な状況なら、強制退院も考えます。

今までは患者を強制退院することは、実はあまり例がなく、難しかったのです。

しかし、今はセクハラは立派な犯罪として広く国民に認識されています。


犯罪を繰り返している患者さんを看れないとなると、強制退院になる可能性があります。




◆ セクハラ被害を受けたらどうする?

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まずは上司に報告をしましょう。

しかし被害を受けた本人は、言いにくいことでしょう。

実際、セクハラ被害を受けても誰にも言わずに自分の中でとどめている人も多くいると聞きます。

話しずらいのはよく分かります。

しかしこれからのあなたを守るため、他の女性が同じ被害に遭わないためにも、どうか勇気をもって話してほしいと思います。


昔は「あんたも油断するからいけないのよ」とか「老人だから寂しいのよ」といった風潮もありました。
しかし、今はそうした考えはむしろダメで、犯罪として対応しないといけません。
「病気がそうしているんだから」とか言う人もいますが、ならばきちんと治療を受けないと、患者さん自身にもマイナスになります。
そういう意味でも、勇気を持って話してほしいと思います。
最近は、病院内に「パワハラ・セクハラ対策委員会」という委員会を設置している病院も出てきました。
その委員に話してもいいと考えます。
とにかく犯罪が発生したんだという認識を持つことが大切で、なあなあで済ましている職場は今後大きな痛手を受けることでしょう。

◆ まとめ

・セクハラ被害が発生したら、多職種間で情報共有すること。

・なるべく対応するスタッフを限定すること。

・一人で抱えず、勇気を持って話してほしい。

・セクハラは犯罪です。この考えを全員が持つこと。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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患者さんのリスク管理について、既往歴を甘くみてはいけない理由

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患者さんのリスク管理をするうえで、既往歴を甘くみてはいけません。

特に高齢者の場合、複数の疾患を抱えている方はたくさんいます。

加齢に伴い病気にかかるリスクは高くなります。

また、病気でなくても体力は若い頃に比べて格段に落ちています。

加齢、既往歴、これらを総合的に見て判断する力が必要です。




◆ 見えないところにリスクは隠れている、それを診るためには?

糖尿病、骨折、高血圧、心不全など、その人の持っている病気はそれぞれです。

今は治っている、もしくは落ち着いている状態の今までにかかった病気を既往歴といいます。

高齢者の場合、この既往歴は複数あることは珍しくはありません。

ご本人も

「ガタがきたなぁ。歳だな、情けないわ」

とお思いかもしれませんが、長生きすればするほど体にガタがくるのは仕方がないことです。

長年使い続けていると、どこかしら痛んでくるものです。


なので、私たち医療者は患者さんの既往歴を把握することが大切です。

もちろん、既往歴が全てではないのですが、

そこには大きなヒントが隠されているときがあります。

今の病気だけについ目が行きがちですが、現病歴だけをみていては本当の病気を見過ごすことになりかねません。


たとえば患者さんが

「ご飯いらない」

と訴えたとします。

どうしてご飯を食べようとしないのか?考えますよね。

そういう気分じゃないから、間食を食べたから、まずいから、そのそのお腹が空いていないから・・・・

原因をいろいろ考えますが、既往歴にヒントがあることがけっこうあります。

ですから、いろんな病気の症状を勉強しておく必要があるのです。

患者さんによっては自分の症状をうまく表現できないことがあります。

「何か変」「いつもと痛みが違う」など、どう的確に言い表したらいいのか、困っているのかもしれません。


検査をしたら分かるだろうと思うかもしれませんが、そうだとしても、どの検査をするのか検査内容を決定するためにも、ある程度「この病気を疑う」というものがないと、やみくもに何でもかんでも検査をするわけにはいかないからです。


患者さんが「大丈夫だよ」と言っても、よく見ると顔に冷や汗が出ていたり、身体が熱かったり、触ってみて痛みがあるとか、患者さんの言葉以外のところで症状のヒントを発見しようと観察しないといけません。

見えない病気を診るためのポイントフィジカルアセスメント能力を高めること。
・顔色、声質など五感をフル活用して、患者さんの真の言いたいことを知ろうと観察すること。
・普段の様子をしっかり覚えておくこと。
・いろいろな病気の原因や症状を勉強すること。
・どういう場面で症状が出るのかを調べること。




◆ 既往歴を甘くみないで。ヒントはそこにあるかも。

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既往歴は今は治っているからとか、落ち着いているからとかで安心してしまうことがあります。

「昔になった病気でしょ。今は大丈夫」

と勝手に安心感を持ってしまっている人もいます。

しかし既往歴はまた発症するかもしれませんし、その病気が他の臓器に悪さをしている可能性もあります。


痛みを単なる「痛み」としてしまわないよう。

「そんなに痛くなさそうだから、大丈夫」「もう、昔の話でしょ」と甘く思っていると後で大変なことにつながる可能性もあります。


これは一例ですが、

「痛み」にはいろんな原因が考えられます。


もしかしたら、とても重大な病気のサインかもしれません。

どうもないのでしたら、それで安心かもしれません。


その見極めをするために諸検査をするのですが、例えば医師に報告をするレベルなのか、すぐにするべきなのか、医師に合ったタイミングでもいいものなのか、判断しなければいけません。


リハビリでしたら、リハを中止するべきなのかどうか。

医師でないからそんなのできない。ということを言っていてはだめです。


患者ファーストです。

診断は医師がします。その前段階でいち早く私たち看護師やリハスタッフ等が気づけたら。

こんなに患者さんにとって心強いことはないでしょう。


一つの病気が他の臓器に悪さをして、病気のある場所以外のところで症状を出していることもあるのです。


症状の現れている場所だけをみると、気づかないことがあります。


既往歴から全身のフィジカルアセスメントまでみれるようにして、患者さんに安心安全を提供できるようにしましょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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価値のあるものには対価を払うという考え

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私たちが労働の対価として給料をもらうのは、価値があることをしているからでしょうか。

それとも働いた時間に対して給料をもらっているのでしょうか。

「価値のあるものには対価を払う」これはこれからの時代、とても重要になってくるようです。

この価値のあることを顧客や患者さんに提供するとは、どういうことなのでしょうか。




◆ 時間を売っている仕事、価値を売っている仕事

看護師でなくても、たとえばコンサルタントや教師もそうですよね。

弁護士もそう。あん摩マッサージも。

他にもありますが、これらの仕事に共通するのは、「価値あるもの」を顧客に提供して、その対価としてお金をもらうということです


プロブロガーもそうですね。

ユーチューバーも。

たくさんの再生回数があるということは、そこに人が集まっているということです。

そうすると広告を出すメリットが生まれるのです。

フォロワーが増えるということは、それだけ自分の価値を高まっているということです。


かたや会社員では、自分の時間を会社に提供して報酬をもらっています。

これは悪いということではなく、そういう仕組みのなかで働いているということです。

いい仕事をしたら給料が増えるかもしれませんが、これは時給がアップしたということです。

雇われているうちは、時間給。つまり時間に対する報酬です。


しかし自分の価値が高くなると、別の報酬が生まれる可能性があります。


◆ 時間で働くうちは人生を売っている、価値を売りましょう

会社員であればどうしても自分の時間を会社に提供してお金をもらっている仕組みの中にいます。

ビッグプロジェクトを成功して昇給しても、ボーナスがドカンともらえても、その事業は自分の持ち物ではなく会社の物です。

辞めてしまえば、「あれはオレが手掛けたんだ」と過去の自慢話しかできません。

アルバイトもそう、派遣もそう、大抵の仕事、特に雇われているうちは、どうしても自分の時間を会社に提供して報酬を得ることになります。

これは自分の人生を切り売りしているようなもの。


私も病院という雇用主から給料をもらっている、時間給の人間です。


病院に自分の人生の時間を提供して、日々の業務をやって、お金をもらっているのです。

これが悪いことなのかというと、資本主義のなかでは雇用と労働は当然であり、悪ではありません。


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しかし、これからの世の中の変化を考えると、単に雇われているうちは安泰、ということは言えなくなります。


AIの発達で、多くの仕事がロボットに代わっていくことでしょう。

コンビニの24時間営業がつらいと話題になっていますが、これも無人化がもうすぐそこまで来ています。

配送も自動運転が主流になるかもしれません。

教育もオンラインで配信する時代です。

新聞もなくなるでしょう。

回覧板もなくなるでしょう。


こうした不安定な時代に生きている私たちは、どうやって報酬をもらっていけばいいのでしょうか。


それは自分に価値を付けることです。

時間やロボットではできないこと。ロボットは決められたことしかできません。

AIの発達でここを克服するのはまだ先です。

価値を高めていくことが、時間給で上限がみえている限界を突破できます。


その人ができることを、次元の高いレベルに持っていけるように日々努力をしていくことをしないと、これからの時代は本当に先が不安定です。


私であれば、

患者さんが良くなるようにケアやリハビリを援助すること。

24時間安心して治療に専念できること。
その環境を提供すること。
知識やアドバイスを提供すること。


またこれから副業解禁となれば、本を出したり、講演をしたり、いろんな施設や病院で教育したりと、活躍する場が広がることが予想できます。


看護師以外の仕事もそうです。
自分の価値を高めましょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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お願いするなら、その理由も伝えましょう

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業務中に相手に何かをお願いするときは、ただ単に「これをやって」だけでなく、その理由もちゃんと言いましょう。
それをしないと軽く考えられたり、言われた通りにしなかったり、違った解釈されます。
理由が分かると相手もやりやすいのです。

◆ 理由が分かれば自分の役割がはっきりする

自分のやっていることの全てに理由は言えますか?

細かいこと作業でも、そのやるべき理由が言えるでしょうか。

ただ単に「先輩がやっているから」「前からそうしているから」ということしか思い浮かべないようでしたら、まだまだです。

もしかしたら、当然の業務と思っていることも、実はやらなくてもいいことをやっているのかも知れません。

後輩から「なぜこうしないといけないんですか?」と質問されたら、答えられるでしょうか。

今どきの若い人は、理由がしっかりしていないと、腑に落ちないまま仕事をし、仕事にやりがいが持てないままでいることがあります。

自分の仕事にはこんな意味があるだと、ストンと心に落とし込めることができないと、誇りが持てない。

意味のある努力をすること。

今は成果がなくても、長い目で見たら後できっと成果が待っている、そういう意味のあることをコツコツと継続していきましょう。

◆ 頼まれた方も、分からなければ理由を聞きましょう

頼まれた方も、なぜそれをしなければいけないのか、理由が分からなければ聞くようにしましょう。

これは社会人として当たり前のこと。

なぜこれをしなければいけないのか分からないと、自分のやっていることに責任が持てないですし、相手から聞かれても答えられないという恥ずかしい事態になります。

私もビジネスマンの新人のころは、よく先輩から怒られたし、顧客から呆れられた経験があります。

「子どものお使いじゃないんだから」

と厭味ったらしく言われたこともあります。

そうならないように、頼まれたこととはいえ、自分のやっていることの意味をしっかり理解しておくことです。

顧客や患者さん、その家族から信頼を得られなくなりますから。


あと頼んだ側も、そのようなあやふやな態度で相手のところに行かすのは、自社のイメージダウンになる可能性があるので、頼まれた側だけを責めるのではなく、あやふやなままやらせたことに反省する必要があると思います。

◆ 自分だけが頼んだ事の重要性を知っている?

頼んだことを相手がちゃんとしなかったのは、相手に事の重要性が伝わらなかったのかもしれません。
つまり頼んだ事の重要性は、あなたしか認識していなかったことが考えられます。
「自分はちゃんと説明したつもり」とならないように、相手も正しく理解してからお願いしましょう。


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「失敗して怒鳴るくらい重要なことなら、ヒトに任せずに自分ですればいいのに」

という論理もありますが、それでは部下が育ちません。

わざと失敗させようとする意地悪な上司ならともかく、普通の上司であれば部下に成功体験もしてほしいと考えるものです。

大事なお願い事をするときは、「こういう風にきちんと伝えることが大切なんだ」と部下を教育する意味もありますから、理由もきちんと伝えて、お願い事をやってもらうといいでしょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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転職は悪いことなのか?

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テレビを観ても、雑誌を見ても、ウェブサイトを見ても、あちこちに登場する「転職サービス」の広告。

世は転職する人でいっぱい。

ひと昔前は、1つの会社でずっと働いて定年を迎えるのが美徳というか、それが普通なんだという風潮がありました。

今でも、特に年配になればなるほど、会社を辞めるということにネガティブなイメージを抱いている人が多いのです。


果たして会社を辞めることは悪いことなのでしょうか。


私の考えは、ノー です。

転職、または会社を辞めることは悪いことではありません。

数々の仕事を経験してきた、転職だらけの私が言うのです。

今は昔に比べて、世間の転職のイメージが変わりました。

◆ 転職は悪くない。あなたが壊れるくらいなら、去りなさい。

会社を辞める理由は人それぞれですが、上位にある辞める理由は「職場の人間関係」に他なりません。

職場の人間関係がうまくいっていない、悪い、とてつもないストレス、馴染めないなど、このままこの職場にいたら、自分自身が壊れてしまう状況が多いのです。

給料が低い、将来性がないなど他にも会社を去る理由がたくさんあるでしょうが、職場の人間関係ほど働きにくいことはありません。


実際に会社を辞める理由は人間関係が常に上位にあることから分かります。


メンタルがやられるとなかなか治ることが難しい。


そうなる前に辞めることはありです。


結局会社は個人を守ってくれません。

あなたが壊れる前に去ることです。

こういう意味で、私は転職は悪いことではないと考えています。


◆ パフォーマンスが発揮できないのは環境のせいと考えていい


日本人はこうした考え方ができにくいと思いますが、結局のところ、人にはその人に合った職場環境というのがあるのです。

”我慢しろ、耐えろ、もっと頑張ってやれ”

こうした精神論が今までの会社ではびこり、それでも一定の成果が出ていましたからこれを賞賛する風潮がありました。

今でもこうした方針の会社はあります。

しかしはっきり言えることは、環境のせいでパフォーマンスが発揮できないことは大いにあるということです。


これは精神論を唱える会社の上司などは、真っ向から否定される主張ですが、事実として環境のせいで本来の力が発揮できないということはあるのです。


たとえば、役者さんを例にすると、

役者といってもいろいろありますよね。

宝塚歌劇、時代劇、映画役者、歌舞伎役者、劇団員、ドラマ俳優・・・

役者といってもほんとうにたくさんの種類の役者がいます。

それぞれの中でも、たとえば悪人に特化した役者さんもいます。

宝塚歌劇でしたら、男役の人は男役ばかりですし。

もし歌舞伎俳優が宝塚歌劇をやれと言われたら?

もしドラマ俳優が歌舞伎をやれと言われたら?

きっとその役者さんは力を発揮できないはずです。

つまり環境がその人のパフォーマンスを発揮できないようにしているのです。

同じ陸上選手だからといって、短距離選手が砲丸投げで成果がでるはずがないのです。

これは、私たちにも当てはまります。

自分の得意分野で勝負しないと勝てないのです。


どうしてもうまくいかないのなら、今いる環境を考えてみるもの大切です。

自分が環境に合っていないことは、別に恥ずかしいことではありません。

今いる環境は、あなたの活躍できる環境ではなかっただけなのです。


実際、環境を変えるだけで働きやすくなった人は大勢います。

無論その逆もあるかもしれませんが、それはまたあなたに合った環境ではなかったということです。


そいう意味でも転職は悪いことではありません。

◆ 転職=悪 というのは過去の話

ひと昔前は一度就職した会社は、定年まで勤めあげるのが美徳でした。

それを親や周りは望んだのです。
だから会社を辞めたいというと、根性なし、我慢ができない弱い人、など負のイメージを持たれたものです。
しかし今は変わり、転職は悪ではありません。
環境を変えることで、力を発揮できるのです。


そもそも今はもう、会社は個人を最後まで助けてくれません。

会社に頼るということは、今やリスクになっています。


リスクに備えるためには、自分のスキルを上げることや何かに専門的になること。そして一つの収入源に頼らないようにすることです。


会社で立派に働くことは否定しません。

会社で人生を豊かにしている人も否定しません。


しかし何度も言うように、会社は個人を助けてはくれません。

会社にすべてを捧げる生き方は、これからは逆に賞賛されなくなるかもしれません。


◆ 転職は、自分が輝く舞台へ行くための手段


このように、転職は自分に合った環境を探す手段です。

世の中には500万種以上の職業があるといわれています。

会社も何百万、何千万社とあります。

たった一つや二つの会社が自分に合わないといって、それがどうしたということです。

ひと昔のような「一つの会社に一生勤め上げる」という思考から抜けきれないと、自分に合った環境で一生働き続けることになるかもしれません。

今の職場環境が自分に合っているのなら、それはとてもラッキーなことです。

そうでない人は、たくさんいますから。


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このように転職することは悪ではありません。

転職を何度も繰り返すのは悪?と聞かれますが、数回の転職なら問題ないと考えています。私はいくつも転職をしてきましたが、あまりそこは問題になったことはありません。

看護師になる前のことですから、国家資格がなくても数回程度なら、それほど問題にならないと考えます。

今は上司でさえ転職を経験したことのある時代です。


大事なことは、

転職するのは何のためか?

自分のスキルアップになるか?


これをしっかりと考えて転職をしたほうがいいと思います。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました

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リハビリ効果を上げて高齢者のやる気を引き出す

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◆ 高齢者のやる気を出す方法はとてもシンプル

高齢者がリハビリを嫌がるという記事を書きましたが、今回は「高齢者のやる気を引き出す方法」を書きます。

Google検索で「高齢者 やる気を引き出す」「高齢者 リハビリ やる気」と検索すると多数のサイトがでてきます。上位表示されているサイトの中を読んでみると、要求を満たしてあげるとか目標は低く設定するとか一緒の仲間と運動するのがいいとか家族がサポーターをするとかいろいろ書いてありますが、私の答えはとてもシンプルです。

それは「褒めること」です。

ではその理由を述べます。

◆ 一番効果があるのは「褒める」こと

この効果はやる気を引き出すために、リハビリの効果を上げることです。リハビリ効果が上がると、患者さんのやる気が引き出せます。


医療ジャーナリストの市川衛氏の記事によりますと、

2010年、アメリカや日本など7カ国で国際研究が行われました。

脳卒中の患者さん179人を調べた結果、歩くリハビリをする際に「ほめられた」患者さんは、「ほめられなかった」患者さんより、歩くスピードが大幅に速くなることがわかったのです。 

研究のリーダーで脳卒中リハビリの世界的権威、ブルース・ドブキン教授(UCLA神経リハビリテーション科)に直接伺ったところによると、最新のリハビリ器具や医薬品でも、これほどの効果をあげるのは容易ではないのだそうです。

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ブルース・ドブキン教授(市川衛氏の記事より)

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ちょっと見にくいですが、上の表は、リハビリの結果、どれだけ早く歩けるようになったか?を調べたテストの結果です。

ほめられたグループは、10秒間で9.1m歩けるようになった一方で、ほめられなかったグループは7.2mに留まりました。

リハビリ開始前からの改善効果は

およそ1.8倍。

全く同じ内容のリハビリをしたのに、結果には大きな違いがあわらわれたのです。

歩く速度は、生活の質に大きく関係します。例えば横断歩道を信号が変わらないうちに渡れるかどうかによって、外出のハードルは大きく変わりますよね。

どうして「褒める」ことで大きな効果が出たのでしょうか?

ドブキン教授は

「私たちの脳には、「報われる」ことに反応する特別なシステムがあります。

今回の研究で、私たちは「ほめる」というシンプルな方法により、このシステムを刺激することに成功しまた。それにより、大きな改善を得られたと考えています 」

と述べています。

 さらに、

脳はいつも、ほめられたがっています。

これは脳が自らをよりよいものとするために持つ基本的なシステムです。

私たちが調べるかぎり、国籍や人種、文化にかかわらず同じシステムを、私たちの脳は持っています。

だからこそ、周囲の助けが必要です。

その人の成長を見つめ、よりよい方向に行ったときにそれを気づき、ほめてくれる人が、必要なのです。


教授はそう述べて、褒めることの効果を説明しています。

そして私はこれを実践してみると、高齢者の「やる気」も引き出すことができたのです。

嘘のほめるは絶対にダメです。真実を具体的にすさかず褒めることで、やる気も出てきた患者さんが多数いました。やはり脳は褒められたがっているんです。

脳は褒められると快感を感じます。そしてまた同じことをすることで快感を得ようとします。つまり褒められたことをまたしようとする。上手くいったことを褒められるとそれをしようとするのです。これがリハビリ効果をもたらすのと、やる気を引き出すのです。

実際にやってみると効果を感じる事例はたしかにあります。

やってみる価値はあると考えています。


◆ どう褒めたらいいのか?

3つのポイントがあります。


①「具体的」に褒めよ

②「すさかず」褒めよ

③目標は「低く」せよ


①の「具体的」にはたとえば、歩行距離が0.5mのびたら、「昨日に比べて0.5m多く歩けましたよ!」というように褒めるということです。

「いいですよー」「よくできてますよー」という漠然としたほめ方ではなく、具体的に褒めることがミソなのです。

そして何か進歩があったらすさかず褒めること。すぐに褒めるんです。あとになってからとかではいけません。

そして目標はだんだん高くしていくのがいいそうです。

この3つのほめるポイントはしっかりと押さえておきましょう。

科学的に研究されているものです。

リハビリ以外でも、仕事や勉強やスポーツにも応用できそうですね。

◆ 礼儀正しいという香辛料を加えるとさらに効果的

そして私流にさらにアレンジしたことは、「礼儀正しさ」です。

高齢者にはとりわけ「礼儀正しさ」が非常に効きます。

高齢者だからというわけではないのでしょうけど、高齢者に何かと礼儀正しさをアピールした言動は非常に好まれます。

実際に現場で実践すると、

たとえばあえていつもより深くお辞儀をする、労いの言葉をかける、落ち着いた丁寧なことば使いで終始しゃべる、ちょっと大げさなくらいで、且つわざとらしく失礼のないように礼儀正しさを出していきます。

褒めることに礼儀正しさをプラスすることでさらにやる気をだすことが可能になります。

実際にあれこれ試行錯誤を繰り返して私が発見した方法です。

あっ、単発に礼儀正しくしてもダメです。一回、二回くらいでは効果はありません。できるだけ毎日続けることです。褒めると礼儀正しさを。

リハビリの合間には、「さっきのリハビリはどうでしたか?どんなことをしましたか?」と話しかけてみてください。

「平行棒で歩いたんだよ」といわれたら、何往復したかを聞いて褒めてあげるとか、そういうことも含みます。聞いてほしいんですよ。自分のことを。気にかけて欲しいんです。褒めて欲しいんです。


脳は褒められたがっているんです。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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リハビリ開始時間と終了時間、守れていますか?

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リハビリの開始時間が遅れると、あとあと他のリハビリにも影響がでます。

また、患者さんがリハビリに集中して取り組めるように援助すること

はとても大切です。

私たち回復期病院のスタッフにできることはなんでしょう。


◆リハビリ開始時間と終了時間、守れていますか?



回復期リハビリテーション病棟では1日のリハビリスケジュールが組まれています。

何時からPT甲さん、何時からOT乙さんというように、1日に複数のセラピストが入れ替わりながらリハビリをします。

もし開始時間が遅れたら、次の開始時間に影響します。

早くてもだめ、遅くてもだめ、できるだけ時間厳守ですることでスムーズにいきます。

ただ、時に時間どおりに進まないこともあります。

その場合はどう対処するのか?

患者さんの立場だったらどう思うのか?

ある患者さんの言葉が私の心にすごく響いたので書きたくなりました。


リハビリ開始時間と終了時間、守れていますか?


◆ 「オレは1日3時間しかない。必死やねん」



私が夜勤のとき、50代前半の脳梗塞の男性患者さん(仮にAさんとします)のはなし。Aさんは営業マンで学生のお子さんもいる、働き盛り。

消灯時間のまえに、いつものようにAさんのベッドに行きました。

私)Aさん、今日もリハビリお疲れさまでした。

Aさん)はあー、もう最低です。


Aさんは今日の出来事を語ってくれました。

■リハビリ開始時間が10分遅れた。10分遅れて担当リハスタッフがやってきた。遅れてきて開口一番「歯磨きは終わっていますか?」「トイレは済ませましたか?」だとぉ。

オレは時間どおりに開始できるように車いすに座って準備万端で待っていたんだ。

なのにそれはないだろう。しかも小学生じゃあるまいし。

10分遅れて開始しても、リハビリ終了時間は予定通り。

10分遅れたのなら10分延長しろよ。

■リハビリルームまで行くのに約5分かかる。10分遅れて迎えに来たら、リハビリルームに着くころには15分遅れて着くことになる。そうするとリハビリベッドが他の患者で使われていて場所探しをしないといけない。またまた時間のロスになっている。

■リハビリ開始してまずはマッサージから始まった。マッサージ中に担当セラピストはキョロキョロと周りを見たりする。ずっとオレを見ろとは言わないが、マッサージとはいえもっと目の前の患者に集中しろ。いい加減にされている感じがすごくする。

■リハビリスタッフ間の連携ができていない。一日に何人かのリハビリスタッフが交代で入るが、前のスタッフがどんなリハビリをしたのか把握せずに次のスタッフがリハビリをする。例えば「前のリハビリでは〇〇をしたので、今からはそれに更に〇〇を加えてやってみましょう」というように「繋がっていくリハビリ」をしてほしい。各リハビリスタッフがバラバラな考えでリハビリをしている。もっとリハスタッフが密に連携を取りながら「繋がっていくリハビリ」をしてほしい。

■80代、90代の高齢者のリハビリと40代、50代の働き盛りのリハビリを同じに考えないでほしい。

オレはまだまだ働かないといけないんだ。子どもはまだ高校生なんだ。だからオレは必死なんだよ。

1日3時間しかリハビリ時間がないんだ。1分たりとも無駄にしたくない。


Aさんはこのように言われました。

もっともだなと思いました。

患者さんが必死なら、私たちも必死でやらないといけません。

患者さんがいい加減なら私たちもいい加減でいいということではありませんが、どんな仕事でも熱意を持って取り組まなくてはプロフェッショナルではありません。

熱意のないとか、お客さんを考えていない仕事ぶりは、すぐに見抜かれます。

たとえそのようなつもりではなかったとしても、です。


◆ リハビリがスムーズに開始できるようにできることは?



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看護師ができることは何でしょう。

私たち看護師がこの件でできることは、リハビリ開始時間までにケアを済ませておくこと。

トイレ介助、オムツ交換、注入食を終わっておく、創部の処置を済ませておく、車いすに座って待機してもらうなど、できることはたくさんあります。

環境調整をしたり、疼痛緩和をしたり、夜に良眠できるように援助したり、

看護師もリハビリに協力できます。

患者さんがリハビリに集中して取り組めるように援助できます。


また上記のように看護師が今日のリハビリについて患者さんに聞くのもありなのです。

リハビリスタッフには言いにくいこともあるでしょう。

看護師とリハビリスタッフとの連携は大切なです。

患者さんが今、何に悩んでいるのか、どうしてほしいと思っているのかを共有することはとても大切です。

医療の中心に患者さんがいて、その周りに医療スタッフがいる。

このことをしっかり胸に刻んでいこうと思います。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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患者さんからの暴力 その対応

こんにちは、ピストンです。


患者さんからの暴力についてのお話です。


この記事は医療従事者向けの内容ですが、一部に患者さんやその家族も被害に遭う場合もありますので、参考にしてください。


以前にも書いたことがありますが、今回はどう自分を守るかについてです。


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● まずは情報収集



まずはその患者さんについての情報をとりましょう。


急性期病院では誰が入院してくるのか分からない場合が多いですので、来てみてからでないとどんな人か分かりません。それでも付き添いの家族などから情報を聞いて、普段から暴力行為があったかどうか、酒癖や怒りっぽいか、家族に手をあげることがあったか、などは聞き出せます。


あんまり日常的に暴力的な場合は、家族のほうから医療従事者に教えてくれることも多いです。


回復期病院の場合は、前の急性期病院から情報が来ますから、暴力行為があったのかどうか分かりやすい立場にいます。


まあ、暴力行為があった患者さんを受け入れるのはどうかとも思いますが、そういうこともあります。


大抵、ちゃんとリハビリを受けないことが多いので、転院してきてもあまり有効なリハビリが期待できないことがあります。


そりゃそうですよね。怒りっぽかったり、暴れたりする場合ちゃんとリハビリをするほうが珍しいです。


いづれにしても、事前にどういう患者か、過去の行動を知っておくことは大事です。


こちらの心構えや対応に影響しますから。



● 距離をとる



実際にその患者さんと関わるとき、例えば体調を聞く時や会話をするときには一定の距離を保つようにします。


バイタルサインを測る時はどうしても接触しないとできません。


その時は病室ではなくリハビリ室やナースステーションなど周りに多くの人がいる時に測るようにします。


何も絶対ベッドサイドで測らなくてもいいですから。


誰か男性看護師などにお願いしてもいいでしょう。


仕事上、どうしても接近せざるを得ないことがありますから、そもそも受け持ちから女性を外すというのが安全です。


女性医療従事者が殴られた例を見てきましたから、「女を殴るなんて男として最低だ」という発想は殴る患者には通用しません。女であろうと、男であろうと殴ります。


いつ殴りかかってきてもいいように、距離をとり、サッと避けられるように身構えておきましょう。



● 大声を出す



殴られたり、捕まえられたりしたら、大声を出して助けを呼びましょう。


遠慮はいりません。大声を出してください。


あんなにいっぱい人がいるはずの病棟でも、死角はいっぱいあります。


病室で殴られても当事者しか見ていない、知らないということは結構あります。


案外、みんな他人には無関心なところがあります。


大声を出して。叫んでもいいです。


今まさに危険な目に遭っていますということを周りに知らせることです。


早く助けに来てもらわないと、被害は大きくなりかねません。


殴る患者は本気ですから。


結構なパンチが飛んできます。



人によっては恐怖で声が出ないことがあります。近くのナースコールを押すだけでもいいです。



● 一人で対応しない



やはりこれが一番だと思います。


2人以上で対応する。


2人いれば対応しやすいのと、被害が受けにくくなります。


また複数人いることで、数の圧倒性による抑止効果もあります。


ただ精神的に理解力や判断力がない患者の場合は数の抑止力が効かないので、注意が必要です。



夜勤はただでさえ人手が少ないので危険が増します。


女性だけの夜勤を避けるようにしてください。


暴れているときは本当に力が強いので、女性スタッフが複数いても対応できないことがありますから。



● 暴力を受けたらどうするか



助けに来てくれた人が守ってくれます。


上司や同僚に状況を言いましょう。


必要なら診察も受けてください。


あとは病院の対応として、警察に通報するとか家族を呼んで状況説明をすることになります。


多くの場合は強制退院となります。



あと大切なのは、被害を受けた人のサポートです。


傷は治っても、心の傷は深いものです。


対応を間違えるとトラウマになって職場に戻れなくなる場合があります。


難しい問題ですが、周りのサポートは大事です。




日本看護協会では「医療現場の暴力対策」としてHPに載せています。

⇩  ⇩




こうした医療現場の暴力はどこの病院でもあります。クリニックでもあります。


でもニュースではほとんど流れません。


院内感染だけでなく暴力からも自分の身を守らないといけない時代になりました。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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日勤あるある その3

こんにちは、ピストンです。


さて、「あるあるシリーズ」です。


さっそく行ってみましょうー!「日勤あるある その3」



● 体温計やボールペンなどが無くなる




忽然と姿を消すピストンのボールペン。

もう、何十本、僕のそばから離れていったことか。


看護師になってからというもの、ボールペンは必須のアイテム(他の仕事でもそうですが汗)。


肩身離さずお前を捕まえていたのに。

どうして・・・・


ナースステーションは不思議の場所。


あれほどの数のボールペンをなくしたのに、どこにも余ってない!!!



あれほどのボールペンなら、そこらへんに置いてあってもよさそうなものなのに、本当にステーションから消えている。

事務机の引き出しにもない、ペン立てにもない、パッと見て他の看護師が持っている・・でもなさそう。



あぁーっ、なぜだぁ!!


しかし、ピストンは経験上、そんなこともあろうかと、3本で100円の激安ボールペンしか買わないのであった。

これなら、まだ、心の傷は小さい。


つらいのは、キャラクターデザインの少し高めのボールペンを持ってきている子。

お気に入りのボールペンとか、思い入れのあるボールペンを持ってきている子。


ダメですよーーー!


なくなったときのショックが大きいから。

絶対どっかにいっちゃうから!


でもそういう子って、ペンにヒモを付けて首から下げているんですよねぇ。

やるなあー。



体温計もどこかに行きます。


でもあとで知らぬ間に元の場所に戻っていることがあります。


誰かが、そっと戻したのでしょう。


たまにケースしかなくて、体温計本体だけが行方不明ってこともあります。


きっと誰かの患者さんの脇に挟んだまま忘れているんでしょう。



● 電話でどこのだれか名乗らない人が多い


病院スタッフって自分のことを名乗らない人が多いんです。

ルルルルー、ガチャ、「はい、、、はい、、、あ、わかりました。ガチャン」


あっ、お名前を!って聞く前にガチャンと切られてしまう。

あなたは誰よー?

知っている人なら声でわかるけど、病院には看護師がいっぱいいるのよ~。



電話がかかってきたときもそう。


ルルルルー、ガチャ「はいピストンです。〇〇ですか?ええ、ありますよ。足りないんでしたら、少しお分けしますよ。で、失礼ですが、どちらの病とぅ・・ガチャン」


消耗物品のおすそ分けをもらいに来るんなら、せめてどこの病棟かくらいは言ってよね。


ナースステーションに張り紙して置いておくことすら、紙にちゃんと書けないでしょ。

「〇〇病棟から取りに来ます」って。


あと医師も結構名乗りません。


僕たちも電話相手の医師の名前を知らなかったりすることがあります。

名前の分かっている個人の医師用のPHSに掛けるのなら、別に医師が自分の名前を言わなくても分かりますが、

問題はパートに来る常勤でない医師に掛ける時です。


当直医師用PHSに電話するときにドキドキします。

「当直用」なので電話番号一覧表を見ても、今日PHSを持っている医師が誰なのか分からないからです。

勤務表を見ていても顔を知らない医師の場合、本当にその人か分かりませんし(まあ、その人なのでしょうけど)。


忙しいときは当直医師の名前を確認していないときもあって、直接PHSにかけるときは、

「〇〇先生、転倒がありまして・・・」と〇〇先生のところが言えなかったりするとちょっと困りますね。僕たちも相手の名前を確認してから掛けないと。


医師から掛かってくる電話は名乗らないことが多いです。


常勤の医師はまだわかりますが、非常勤の医師は初めましての場合が多いので、医師も名前を名乗ってほしいです。



● とりあえず何でも病棟に電話してくる事務



これも結構あって、困るんです。


家族らしき人から病院に電話がかかってきた時、よく確認もせずにとりあえず病棟につなぎの電話をかけてくる事務。


違う病棟の患者さんの家族だったり、そもそも入院していない人の関係者だったりします。


もうー、プライバシーなんてどこ行ったのー!


事務所はめんどくさくて患者のことならナースかな?って感じで取り次いでくるけど、こっちも困りますから!


ていうか、他人だったらどうするの⁈ 

基本的に電話での問い合わせはダメですよ!

なりすましで個人情報を引き出す人だっているんですから。

危ないよお。


というか、事務員こそ、こういう法的なことや倫理的なことを知っておいてほしいなあ。



● 日勤あるある その3は本当か?


本当です。


新人看護師諸君へ。

ボールペンは安物で量を重視して品を選びなさい。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。







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転倒 予防 いつもリスクと向き合っている

こんにちは、ピストンです。


今日のお話は転倒されたある患者さんについてです。


転倒.jpg



● 転倒を繰り返している


Aさん(男性 70歳代:パーキンソン病)


Aさんは自宅でも転倒を繰り返していました。


今回はパーキンソン病気の増悪で歩行状態が悪くなりリハビリ目的で入院されました。


杖歩行をされていますが、杖は手に持っているだけで全然有効に使えていませんでした。


地面に付いてもいない、ただ持ってるだけ。


フラフラとよろけながら歩かれる姿は、見てて危なっかしい感じでした。


自宅で転倒を繰り返していた・・・このままだと入院中に転倒されるのは想像に難くない。


入院時カンファレンスを開き、理学療法士や主治医、看護師などが意見を言って転倒対策を考えました。


転倒対策として杖の使用方法の指導、付き添い歩きをするためにナースコールの指導をしていくことに。



● 指導してもなかなか上手くできない日々


リハビリで杖を使った歩行練習を開始。


杖だけではなく、歩行状態そのももにアプローチし、歩容を改善していくことにしました。


パーキンソン病は摺り足、無動、突進歩行など、独特の歩き方になってしまいます。


AさんはON・OFF現象がほとんど見られない方でしたので、OFF時のことを考慮しなくてすみました。


足を地面に擦って歩いていたため、ちょっとした段差でも躓いてします危険がありました。



リハビリが進んできて歩行状態が改善してきました。


まずまずの安定感を得られるようになってきました。


必要時にナースコールも押してくれます。


ある夜勤のとき、朝方にAさんが起床し洗面所で洗顔や歯磨きをしていました。


洗面所に椅子を用意し、Aさんは椅子に座って整容をしていました。



Aさんが椅子に座って整容をしているのは見ました。


数分後に前を通った時、椅子にAさんがいませんでした。


洗面所にいません。


「ナースコールせずに一人で部屋に帰ったか・・」


部屋に行くとAさんがベッドで寝ていました。『やはり一人で戻ったんだな・・』と思いました。


顔を手で押さえています。


「!!!、あっ!Aさん、その顔!!」


Aさんの右目の下が大きく腫れて出血しています。


Aさん:「どうもないですよ。どうもない。大丈夫です」



洗面所で椅子に座って整容をしていたとき、少し遠くに置いていた歯ブラシとコップを取ろうとしてAさんは手を伸ばした。おしりを椅子から浮かした。次の瞬間バランスを崩して洗面台に顔を強くぶつけたのです。


レントゲン検査で右頬骨を折る大事故になりました。



● 転倒リスクとどう付き合うか


歩行状態が改善し転倒リスクが減少してきたと安心していた矢先のことでした。


歩いている時ではなかったため、まったく想定外でした。


ちょっと手を伸ばせば届くところのコップを取るために、Aさんはナースコールを押さなかったのです。


「そんなことぐらいでナースコールなんて」


Aさんはそう言いました。



転倒リスクはどこにでもある。そう実感しました。


今回は骨折という大事故になってしました。


たとえ外傷がなくとも転倒は大問題です。


「そんなちょっとしたことでいちいちナースコールを押すなんて・・」

「看護師は忙しいから、わざわざそんなことで呼ぶなんて・・」


と考える方は大勢いらっしゃいます。


実際よくそう言われる患者さんに会います。


そう言われる患者さんの気持ちも分かります。


回復期リハビリテーション病棟ゆえに、できることは自分でやっていただくという基本的な方針もあり、どこまで付き添うかという問題がいつも頭を悩ませます。


安全に入院生活を送れるようにすることは大前提です。


そのために患者さんが不自由を感じたりすることがあるかもしれません。


転倒は絶対防ぎたい。


ガチガチに自由を奪うこともしたくない。



● 患者さんの能力を正確に評価することの大切さと難しさ


身体能力を測定するスケール(ものさし)はいろいろあります。


その中でどのスケールを選ぶか、


また、スケールの評価の結果がやるスタッフによって若干変わってくるものもあります。


患者さんの体調にもよるので、日によっては同じ検査をしても評価が違ってくることもあります。


患者さんの能力を評価して、どこまでスタッフが関与していくのか、


これからも模索して患者さんが安全にリハビリに集中して取り組めるように考えていきたいと思った事例でした。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


[ひらめき] こちらの記事もおススメリンク記事「転倒予防の考え方」





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医療リスクマネジメント

こんにちは、ピストンです。


今日のお話は「医療施設のリスクマネジメント」です。


医療事故1.jpg


● 検査や治療・処置の際に患者が検査台から転落


日本医療機能評価機構は、医療機関での検査や治療・処置の際に患者が検査台から転落したケースの報告が2014年1月から18年6月までに9件あったことを明らかにした。転落によって患者が大腿骨頚部骨折や、くも膜下出血などを起こした事例があったことから、転落の危険性がある検査の場合は患者にそのことを説明した上で、身体をしっかり固定するよう求めている。 (記事:ナースプラス)


回復期リハビリテーション病棟に入院している患者さんも、検査を受けることがあります。

CTやレントゲン、心電図などの検査を受ける際、検査台に寝てもらうことになります。


通常は検査台の周りに誰かしら医療スタッフがいるので、寝ている患者さんに危険なことが起こらないように注意をしています。

このニュースのように検査台から転落するケースは、医療現場で働いている者としては考えられないことです。


でも起きたんですよね。


医療現場は時として予想外の出来事が起こります。


多くの入院患者さんが一つのフロアで寝泊まりしています。個性もそれぞれ。疾患もそれぞれ。


最近は医療の高度化、入院患者の高齢化などの医療環境が変化しているために、患者さんの安全確保が重要なリスクマネジメントになっています。


あっ、危ない!!という場面は確かにあります。



● 【ケース1 頭部MRI検査で検査台から転落】


頭部MRI検査のために看護師と診療放射線技師が患者を検査台へ移動したが、看護師は「患者が認知症」と診療放射線技師に伝えなかった。診療放射線技師はその患者と意思の疎通ができていると思ったため、患者の身体を固定しなかった。

撮影が始まって10分後、診療放射線技師は患者が検査台にいないことに気付き、検査室に入ると、患者が検査台の下の床にうずくまっているのを発見。その後、X線撮影をしたところ、右大腿骨頚部外側骨折を確認した。

(記事:ナースプラス)


頭部MRI検査は所用時間が20分~30分程度かかります。


検査中は「ガーン!ガーン!ガガガガガッ!」と、かなりうるさい音が鳴ります。


MRIやCT検査中は動いてはいけません。動くと画像が乱れてしまいはっきりと写りません。

せっかく撮ったのに画像診断に使えない場合もあります。


検査中に気分が悪くなったりする患者さんがいます。

閉所恐怖症や大音響に耐えられなくなり、途中でリタイアされる方もいます。



そのため絶対患者さんから眼を離してはいけないのです。


途中で何が起こるか分からないから、ガラス越しの操作ルームで放射線技師や付き添いの看護師等が見守っています。


今回の事例は記事を読む限りでは、病院側の過失を問われるケースになると考えます。



 【ケース2 頭部MRI検査で検査台から転落】


心臓カテーテル検査の際に患者は鎮静された状態だった。看護師が物を取りに行くため検査室を出て、戻ってきた時、患者は転落していた。

転落までの間、医師は患者に背中を向けて作業していたほか、臨床工学技士は機器の操作中で、診療放射線技師は画像を確認するなど、誰も患者の様子を見ていなかった。転落後に頭部をCT撮影した結果、患者が外傷性くも膜下出血を発症していることが分かった。

(記事:ナースプラス)


このケースも何だか不可解です。


病院によるのかもしれませんが、カテーテル検査時は結構なスタッフが揃っているのです。

2~3人とかではなく、少なくとも4~5人くらいはいるはずです。


カテーテル検査の場所は透視ができる個室で行います。


放射線を使用する場所なので、通常の壁よりも


特殊にできています。

そのため、遮音性も高い。

僕も部屋に入ったことがありますが、結構静かです。


もし患者さんが検査台から転落したら、その音で瞬時に気付くはず。

外傷性くも膜下出血を起こすほどの衝撃なら絶対何らかの音がしたはず。


もう一つ、放射線技師はガラス越しの操作ルームで操作しているのですが、医師がいる診察台とはマイクで音声が聞こえるようになっています。
音声を拾うだけでなく、カチャカチャと物を触っている処置の音も聞こえてきます。


それなのに「戻ってきた時、患者は転落していた」って、誰も気付かんかったんかーい。



鎮静しても患者さんが動くことってあるんです。


全身麻酔のオペ中でも、時として何らかの動きが出ることがあります。

実際、僕は全身麻酔のオペ中に少し動いた患者さんを見たことがあります。


検査中はそこまで麻酔がかかっているわけではないでしょうが、尚更動く可能性があると考えます。



なぜ誰も転落に気付かなかったのか不思議です。


医療事故2.jpg


● リスクを知ってコントロールする


よく「医療安全」と呼ばれますが、これは日本と少数の国の言い方で世界は違います。


WHOを含めて多くの国では、「患者安全」と言います。


医療安全というと、患者の安全だけでなくすべての医療従事者を含めた広い意味で使われます。



リスクマネジメントは、4段階から成り立ちます。


① リスク識別(リスクを特定する)

業務の中でどのようなリスクがあるか、起こり得るリスクも考えられるだけ挙げます。

過去に起こった事例を含めて挙げます。


② リスク評価 

リスクの発生頻度と重大性を評価します。


③ リスク対応(リスクの発生を減らすかゼロにする)

リスク評価とリスク対応、それぞれのリスクを発生頻度と重大性によって、大きく4つのグループに分けます。


A:リスクを移転する(滅多にないことに対しては、保険の掛け金を払って対応する)

B:リスクを回避する(その業務からの撤退を考える)

C:リスクは保有する(リスクを保有していて、もし発生したらその都度支払いを考える)

D:リスクを最適化する(リスク因子を分けて、保有か移転する)


④ リスク費用算定

4つのグループをまとめて、リスク管理の費用は全部でどのくらいかを全体の活動のバランスを考えて算定する。



いままではリスク管理をするのは地位の高い人がやるものでした。

しかし最近は個人レベルのリスクマネジメントが重要になっています。


企業として責任を負うだけでなく、個人の医師や看護師のリスクマネジメントが問われているのです。

僕も看護師の医療事故の保険に加入しています。

もし、医療事故訴訟になったときの賠償責任金、訴訟費用などに備える看護師対象の保険です。

これは病院に入職した時に病院側から看護師に薦められる保険です。強制ではありませんが、結構多くの医師や看護師が加入しているはずです。


事故を起こそうとして起こしたわけではなくても、患者安全に絶対はない。


職場で誰に相談したらいいのかを明確にし、一人一人がリスクマネジメントを考えて行動していかなくてはいけません。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。









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日勤あるある その2

時間イメージ.jpg


こんにちは。


恐怖の日勤あるあるシリーズ。


日勤編。それではいってみましょうー。


 の勤務前、外部からの電話がかかってくる

これはどういうことかと言いますと、

 

「今日は休みます」とスタッフからの電話がかかってくることがあります。



朝、一通り患者さんの着替えや離床やトイレ誘導やらを終えて、「さあ、もうすぐ朝ごはん。いよいよ夜勤も終わりだあ」と思っている矢先に、魔の電話がかかってきます。


リリリリリリィーーーン!


「!!!!!電話だ!!!!」


「まさか、誰か休むのか⁈」


恐る恐る受話器を取ると、



今日の日勤さんからの電話で「すみません。子どもが熱でして。今日は休みます」


ピストン:「そ、それは大変ですね。お大事に」



受話器を置くと、すぐに今日の役割分担の変更にかかります。


「えーと、この部屋の担当をBさんにして、入院受け係をCさんにやってもらって・・・」


この作業が大変なんです。ただでさえ人手不足なので、一人休むと日勤の負担がすごいことになります。


大抵は朝ごはん前くらいに電話がかかってきます。
その時間には休むことを事前に病棟に知らせないと、その日の役割分担を変更して朝の勤務からスムーズに動くことができないからです。


でも、お子さんが熱で大変なので、それは仕方がないことです。


うちの子もそうなるかもしれませんし、お互い様ですから。


でも、でも、なんで人が少ない日に限ってこうなるのーーー⁈



◆ 便秘の処理ができないまま日勤が終わろうとしている

お通じが3日以上出ていない便秘の患者さんには、何らかの便秘処理をします。


多くの病院では3日お通じがないと、下剤を飲ませたり、摘便をしたり、浣腸をしたり、座薬を入れたりします。


病院の基準では3日なのです。


健康のためには快便がいいのですが、高齢になると多くの人が便秘になります。


自分の力では便が出せなくなってきます。


そこで、日勤でなんとか便を出すことをするわけです。


どうして日勤で便を出そうとするのかというと、夜勤で便が出てオムツ交換が大変になったり、出過ぎてオムツから漏れてズボンやシーツにまで便まみれという悲惨なことが起こることがあるからです。


日勤でも起こることですが、夜勤は体力的にも人手的にも大変なので、便が出てしますとさらに大変なのです。


患者さんも、便が出そうになったり、漏らしてしますとゆっくり寝ることができませんから。


患者さんの安眠のためにもできるだけ日勤で便がでるほうがいいのです。



ところが、忙しくてつい、便を出すことをしないまま日勤終了の時間がやってきてしまうことがあります。


そうすると夜勤者から「どうして日勤で何もしなかったの?!」とつっこまれ、


慌てて、「すみません。今から浣腸してきます」と言って便処理をする羽目になったりします。



「便秘なのは分かってたんですが、忙しかったんだよーー!すみませんね!」←心の声


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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日勤あるある その1

こんにちは、ピストンです。


「夜勤あるある」シリーズは読者も多くて好評だったので・・・・・

「夜勤あるある」シリーズに引き続き、調子に乗って今度は

「日勤あるある」です。


それではいってみましょう。

4時時計 イメージ.jpg


こんなこと聞いたことはありませんか?



● 日勤終わりに近づくと、急患が来る


日勤者: 「はあー、疲れたあ。もうすぐ日勤も終わりの時間だあ。さっさと夜勤に申し送って、こちらはおさらばとしよう。」


ピーポー、ピーポー、ピーポー、ピッ!


「えっ!! 今、救急車止まった⁈」

「やばい!来るよ!急患だし、きっとそのまま入院じゃあ・・・・」


・・・・・ ーー 病棟のナースステーションの電話が鳴る ーー


!!!!!


「やばいよ、やばいよ」(出川哲郎なみのリアクション)


ガチャ、「はい、ピストンです。。!! に、入院ですか。。はい、わかりました。。。」


トホホホー、こんなギリギリ日勤の時間じゃあ、僕らが入院をとらなきゃいけないじゃん。

せっかく定時で帰れると思っていたのにい。


残業確定。


日勤中の入院は、日勤者がとるというルールがあります。

(病院によっては、違うこともあります) 日勤終わりギリギリでの、滑り込み入院は、日勤者がかなり恐れる事態です。

しかも、あまり忙しくなく、このまま定時で帰れるか⁈ という時に、不思議と急患が来るのです。


はい、残業。


恐るべしジンクス。


 ● 休日明けの出勤日、ナースステーションの中の自分の名前の札に、投薬し忘れた薬が貼ってある


休日はうれしいものです。

でもその嬉しさをひっくり返す恐怖の瞬間が待っていようとは。。。。

休日で充電してきたあとの出勤日。


「おはようございます」


と、いつものようにナースステーションに出勤してくる。

ふと、今日の役割分担を示したホワイトボードに目をやると・・・・


!!!!!!


あれ? 自分の名札に何か貼ってある⁈


ゲゲゲッ!! じぇじぇじぇっ!!!(ちょっと古いか)

「内服薬じゃないかああああ!!!」


自分の名札には、前の勤務の時に患者さんに投与し忘れた内服薬が貼ってあり、ついでに見つけた先輩看護師のコメントを書いた付箋も一緒に貼ってあります。


付箋には、

「ピストンさん、〇〇さんの薬を投薬し忘れていますよ。インシデントレポート書いてください。」


うそーーーー、ちゃんと飲ませたはずだけどなあ。おっかしいなあ。


でも、実際に飲んでいないままの内服薬が残っているわけだし、その日付けの内服薬だし、間違いないですよね。


こうして、朝の出勤早々に、インシデントレポートを書かなくてはいけないはめになり、朝からテンションが激下がりになります。


● なぜ日勤が入院をとるのか?


「日勤終わりに近づくと、急患が来る」でも書きましたが、多くの病院では日勤者が入院をとることになると思います。


それは、日勤中ということもありますが、夜勤はスタッフ数が少なく、人手が少ない分、夜勤のルーティンワークが更にキツイものになってしますからです。


夜勤者はそのことを知っていますので、夜勤者をこれ以上しんどい思いをすることがないように、入院処理をします。


入院処理は、 採血、点滴薬の準備、内服薬の確認や準備、医師の指示確認、ベッド作り、心電図モニターの準備、吸引の準備、暴れそうな患者ならセンサーの準備、部屋やベッドの患者ネームプレートの準備、カルテの準備などまだまだたくさんあります。


電子カルテに移行している病院でも、そこそこ大変な仕事です。


それが入院の裏側なのです。


入院の裏側では、スタッフがバタバタと忙しく動いています。


それですから、日勤が終わりそうなときに緊急入院が来ると、残業になってしまいます。 患者さんは大変な状況ですから、仕方ないです。


僕らはそれが仕事ですから!(と、ちょっと元気を振る舞ってみる)



● なぜ看護師さんは、忘れた内服薬をミスった人の名札に貼り付けるのか?


これは当の本人からすると、本当に嫌なものです。 まっ、患者さんに飲ませ忘れた僕が悪いんですけど。


これは伝統といえるのかもしれません。 業界のしきたりとも言えるのかもしれません。


結構、あちこちの病院でも見かけます。

ナースステーションの目立つところに、ミスったものを貼り付けてあるのは、気分のいいものではありません。

まるで、見世物のようです。


こうなると、多くのスタッフの目に付いているので、隠せません。 いや、隠しちゃだめですよ。ミスですから。


特に新人のことは、自分ではちゃんと仕事をしているつもりでも、ポカミスがあるので、気分が沈んだものです。


(名札に貼り付けなくても、こっそり自分に教えてくれたらいいのに) ← 心の声



● 日勤あるあるは本当か?


本当です。


ほぼすべての看護師さんは経験しているはずです。


誰しも逃れることができない、アリ地獄あるある。


恐ろしや、日勤ジンクス。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。











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患者さんから指名される存在を目指して

こんにちは、ピストンです。


今日のお話は、「患者さんへの言葉使い」についてです。


どちらかというと、今回は医療、介護の世界で働いているスタッフ向けの記事です。



● 赤ちゃん言葉は使わない


小馬鹿にする イメージ.jpg


高齢者に対してまるで赤ちゃんと話をしているかのように、


「○○でしゅか?」

「はーい、よく噛み噛みしましょーね」

「もうおいしいでちゅか?」


といったように、赤ちゃんと接しているような声掛けをすることです。


こういう言葉使いは禁止です。


「歳をとると赤ちゃん返りする」とは言いますが、この場合はそういうことではありません。


失礼なのです。


もうあえて書くまでもないことですが、いまだに後を絶ちません。


僕も現場で目撃したことは何度もあります。


人生の先輩に対して失礼であるし、なんだか小馬鹿にしたような感じを受けます。

言っている本人はそのつもりはないかもしれませんが。


看護学校や介護の学校に通ったことがある人は、学校の教育で絶対教わったはずなのです。

そんな言葉使いをしてはいけないって。


そのような学校に通っていなくても、一般常識だと思っています。



● ストレートすぎる質問をする


「〇〇さん、今日便出た?」

「うんこ出た?」

「うわ!すごい臭い!絶対この人出てるわ」

「えっ、この部屋臭くない⁈ 誰よー、もうー」


これもアウト。


「今日便出た?」はもしかしたら、あるかもしれませんが、

せめて他患者がいるところでは聞いてはいけません。

あと「お通じがありましたか?」くらいの表現に変えて聞いてほしいところです。


そのほかの発言は、よく聞く言葉です。

あるんです。よく。


しかも大きな声で。


大抵は寝たきりの患者さんだったりすることが多いのですが、

本人はしゃべられなかったり、意思疎通が難しかったりする患者さんが多い。

でも、自分が言われたら嫌でしょう。

自分の親や子に対して言われたら嫌でしょう。


実際はそうであっても、そこはバーンと口に出してはいけませんよね。


でも看護師さんは多いよ。気を付けないと。



● デリカシーのない質問をする


怒り イメージ.jpg


先の「ストレートすぎる質問をする」と似ているところもあるのですが、そんな言い方しなくても・・・と思う言葉を掛けるスタッフがいます。


例えば、

入院患者さんが外出から病院に帰ってきたとき、「タバコ吸いました?」と聞くスタッフ。

まずは、「おかえりなさい。外出中はお変わりありませんでしたか?」「寒かったでしょう。体調は崩していませんか?」でしょう。


それもなく、外出や外泊から帰ってきていきなり「タバコ吸いましたか?」って。

たしかに普段からこっそり吸っていたことがある患者さんでしたけど。

でもそりゃあないですよね。

実際その患者さんは怒りました。当然です。

「なんじゃあ、その口の聞き方は!!!帰ってきていきなりタバコ吸いましたか?だとお。せめて外出中はどうでしたか?くらいないんかい!!」


大目玉をくらったスタッフにはいい勉強になったかな。社会人として。これも一般常識ですよ。くじけず、成長してくださいね。



● 命令口調で話しかける


これも多いです。


認知症患者さんや高次脳機能障害の患者さんやわがままな患者さんなどに対してよく見られます。


患者さんに振り回されて全然仕事が進まなかったり、ワーワー騒がれたり、忙しい時に手がかかってしまうと、つい

「もー、ちょっと待ってっていってるじゃない!」

「順番!!何度言ったら分かるの!」

「立たないの!一人で立つとこけるでしょ!危ない!」

「ナースコールは⁈ 勝手にベッドから出てきて!こけたらどうするの?ちゃんとコールを押してって言ったでしょ」


など命令口調で患者さんに話しているスタッフがいます。


これも我々は気を付けないといけません。


分かっているんです。病気が原因でそうなっているということを。ちゃんと分かっているんです。

でもイライラが過ぎて言ってしますのでしょう。

イライラも分かりますよ。でも、気を付けないといけません。


これも看護師さんに多い印象です。襟を正していかなければ。



● いづれにしても、失礼な言葉使いをしている職員がいたらどうするか


青空 イメージ.jpg


言った本人に直接告げるのがいいでしょう。

別室にいるときに言うのがいいです。中には他人の前で指摘を受けたことを根に持つ人がいますから。


言いたくなる時があることは、誰にでもある。


言いたくなる根拠があるときもあるでしょう。


分かりますよ。

でも、やはり、他人さま相手の仕事であり、大事なご家族を病院や施設などでお預かりをしているのです。


わがままを言っていても、叫んでいても、その患者さんには患者さんなりの理由があります。

そして、誰かの親であり、誰かの子であり、誰かの兄弟であるのです。


その患者さんには大切なご家族がいるのです。


患者さんの後ろにいる存在をもっと意識しましょう。


医療や介護の世界で働いている人だけでなく、どの業種でも言えることです。


キレイな言葉や立ち振る舞いを身に付けていくように努力が必要です。

言葉使いのキレイな人はそれだけで品格が感じられます。


仕事をするからには、患者さんから、家族さんから用事を指名される存在を目指したいものです。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。






結局、病院のクレーム対応は最初の1分で決まる! (New Medical Management)

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