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採血失敗 !落ち込む看護師さんにアドバイス

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採血で失敗して落ち込む看護師さんを数多く見てきました。


採血が上手くできなくて悩む看護師さんを、これまでたくさん見てき

ました。

特に新人看護師さんに多いのですが、採血や点滴のルート確保に失敗が

続くとかなりメンタルが落ち込みます。

新人でなくても、中堅看護師で自分ではそこそこできると思っていると、

失敗したときのショックは大きいものです。こう考えると、新人さんよ

りも看護師歴が長くなるほど失敗したときのメンタルショックは大きい

のかもしれません。


採血を受けたことがある方で採血失敗を経験したことがない人は、看護師

が採血失敗をすることなんて滅多にないのでは?と思われるかもしれま

せんが、看護師が採血を失敗することはあります。

もちろん採血する看護師さんは失敗してもいいやという気持ちでやって

いるわけではありませんから、真剣に採血に取り組んでいます。

「患者さんに痛い思いをさせるのはこの1回限りにする!」

「よし!この血管なら大丈夫だ。一発で決められる」

看護師さんは採血成功のために、血管の状態を十分検証したうえで、成功

すると信じた血管に針を刺します。

「看護師はプロなんだから必ず1回で成功しろ」と言われるかもしれませ

んが、申し訳ありませんが、必ずどの患者さんでも成功するとは言えま

せん。

プロなので失敗しないようにするのは当然でその心構えで採血をしていま

すが、これは経験の積み重ねがものを言います。

やはり経験が浅い看護師よりも経験を重ねてきた看護師のほうが採血は

上手いのです。

◆ 採血の失敗が続いて悩んだ新人時代



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僕が新人の頃、採血が上手くできず悩んでいた時期がありました。

あきらかにぷくっと膨らんだ血管が分かるのに、針を刺しても逆血がなく

失敗したことが続きました。自分では「これは絶対いける!」と確信をし

て選んだ血管だったので、あとのメンタルの落ち込みは大きかったです。

そんな僕を見て年配のベテラン看護師が

「この患者さんの採血をさせてあげる。やってごらん。

ほら、こんなにもう血管が見えているでしょ。これなら絶対失敗しない」

とエールを受けて挑んだ採血。結果、見事に失敗。

これは本当に落ち込みました。

「自分は看護師に向いていないのではないか?・・」

自信を一気に失いました。


患者さんに本当に申し訳ないと恐縮しまくりでした。


この経験があって日々の努力を重ねて、今の僕がいます。

患者さんに嫌味も言われ、怒られ、先輩からも怒られ、悔しがり、

技術書を読んだり、ネットでコツを調べたり、同僚や先輩からコツを

聴いたり、いろいろ試行錯誤を重ねてきました。


数々の努力と経験によってベテランになっていきます。


今採血をサラリとやってのけるベテラン看護師さんは、きっとこうした

人知れず苦労と努力をしてきているはずです。


看護師はプロだから絶対失敗してはいけないとの考えがあるのは知って

いますが、何回もやっているから、ベテランだから絶対毎回成功する

とは言えないのです。

そこは採血を受ける側も理解してほしいと思います。

何回も経験を積んでいくことで、失敗する確率を下げることができます。

あとはこの失敗率をできるだけ下げていく、成功率をあげていく、その

ために日々努力を継続する。

これに尽きるのではないでしょうか。


ベテラン看護師さんは本当にすごいなあと思います。

僕たちではとても見えない血管にスッと針を刺すことができます。

神業というのはこういうことなのでしょう。


ああいう領域に達したいと僕は日々格闘中です。

あっ、僕は自分でいうのもあれですが、今は結構自信がありますよ。

でもベテランになるにはまだまだ階段が残っています。

◆ チャレンジは2回まで。2回失敗したら選手交代



採血にしても点滴のルート確保にしても、失敗は2回までです。

あなたが2回失敗したらそこであなたは終了です。

3回目からは別の看護師さんに代わってもらいましょう。


人は2回までなら失敗を許せます。

1回目に失敗してもほとんどの人は「しょーがないなあ。次で決めろよ」

と2回までは許してくれるものです。

もし3回目も続けて同じ看護師さんが失敗したら、される側の人は怒り

ます。

そうなると信頼関係にも影響を及ぼすかもしれませんから、意地になって

成功するまでトライし続けるのはやめましょう。

交代することは別に恥ずかしいことではありません。

先輩だろうが失敗することはあるので、お互い様ですから。


新人看護師さんが採血を失敗するのは仕方のないことです。

かと言って失敗してもいいという意味ではありません。

ベテランでも失敗はありうるからです。

ましてや経験の浅い新人が失敗することはあるのです。


新人看護師さんがやってしまうケースで、採血を失敗したときに意地に

なって今度こそ成功するんだと何度も針を刺してしまうということが

あります。

次こそ成功したい、先輩に代わってもらうのは申し訳ないと思うのは

分かりますが、何度も何度も針を刺される患者さんの身にもなって

考えましょう。刺される側はたまったものではありません。

◆ 成功率をあげるには、技術書にある方法を試す



「手(腕)を暖める」

「軽く叩く」

「手をグーパーしてもらう」

「手を心臓より下にする」

など看護技術書に載っていることを試すことをします。

おそらく看護師さんはみんなすると思います。

人によっては効果がないやり方もありますので、とにかく「これがダメ

なら、あれを」というように試すしかありません。

◆ 経験上、どんな人でもどこかに必ず刺せる血管がある



僕の経験上、どこにも刺せるような血管が無いやーんという方にも、

どこかに必ず一本くらいはあります。

上腕であったり、下肢であったりと探すのです。

探していくと浮腫がきつい方でもどこかに「もしかしてこれ・・?」

というのを見つけることができるものです。

とにかく信念を持って目を皿のようにして探します。

自分の指先の感覚を信じます。

指先からの感覚で、血管特有のぷくっとした膨らみが感じられたら

そこはターゲットになります。

逆にぷくっとした膨らみが感じられなければ、失敗する確率は高い。

指先の感覚を研ぎ澄ませましょう。

◆ 僕はいつも家族さんに席をはずしてもらいます



誰かに見られているとやりにくいということがあります。

僕もそうです。

一人でやったほうが、確実に成功率は上がります。

意識しないようにしていても、誰かに見られているとやはり緊張して

いるのでしょう。

もし失敗したら家族から何か言われるかもしれないとか、いろいろ

考えてしまうものですから、邪念が失敗を誘発します。

こうした人は多いので、よろしければこちらの記事もお読みください。


席を外していただいても失礼ではありません。

それで一発で決まれば患者さんにとっていいことです。

でも時には席を外してもらいにくい状況もあるかと思いますので、

そこはケースバイケースでお願いします。


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採血は確かに難しいです。

過去に数えきれないほど採血をしてきた今でも、患者さんによっては

難しいことがあります。

採血をしていくといつかどこかで採血が上手くできる時期がやってきます。

どこかで採血の神様が降臨してくることがあります。

今は苦手な看護師さんもあきらめずに日々精進していきましょう。

もう、やってやってやるしかないですからね。

くじけずお互いがんまりましょう!



かく言う私もこの本を手に取ってなんとか自分のスキルアップをしたいと

奮闘したものです。(今もですが・・・)

内容は親切で分かりやすい。

なんだかとってもかわいらしい本です。

重くないので、鞄に入れてもしんどくならないし、病院の自分の

ロッカー等に置いていてもいいかもしれません。

看護の現場ですぐに役立つ 注射・採血のキホン (ナースのためのスキルアップノート)

看護の現場ですぐに役立つ 注射・採血のキホン (ナースのためのスキルアップノート)

  • 作者: 佐藤智寛
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2017/11/14
  • メディア: 単行本
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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メタボリックシンドローム予防のアドバイス ー 揚げ物に気を付けましょう!

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揚げ物大好きな方には、ちょっと気になる論文発表があります。


揚げ物を食べる頻度は死亡率に関係するという内容です。



ケアネットより記事引用

揚げ物、とくにフライドチキンや魚介類のフライの頻回摂取は、

全死因死亡および心血管死亡のリスクを高めることが、米国・アイオワ

大学のYangbo Sun氏らによる、閉経後女性を対象とした大規模前向き

コホート研究「Women's Health Initiative(WHI)研究」のデータ

解析の結果、示された。北米成人の約25~36%が、毎日ファストフード

店で揚げ物を食べているという。揚げ物の死亡への影響については、

科学的エビデンスが乏しく議論の的になっていた。BMJ誌2019年1月23日

号掲載の報告。


閉経後女性で、揚げ物の総摂取量・種類別摂取量と死亡リスクの関連を解析
 研究グループは、1993年9月~1998年9月に米国の40施設で行われた
WHI研究に登録された、登録時50~79歳の閉経後女性10万6,966例を、
2017年2月まで追跡調査した。

 自己記入式食事摂取頻度調査により、揚げ物の摂取頻度と1人前の分量
について評価。揚げ物は、フライドチキン、魚介類(魚、エビ、カキ)
のフライ、その他の揚げ物に分類した。
 主要評価項目は、全死因死亡、心血管死亡、がん死亡とし、Cox比例
ハザードモデルを用いて、揚げ物の摂取との関連を解析した。
がん死亡との関連は確認されず
 追跡した191万4,691人において、3万1,558例が死亡した。
揚げ物の総摂取量については、1日1人前以上を摂取している群は非摂取
群と比較し、多変量補正後ハザード比が、全死因死亡1.08(95%CI:
1.01~1.16)、心血管死1.08(95%CI:0.96~1.22)であった。

 また、フライドチキンを1週間に1人前以上摂取している群は非摂取群
と比較し、全死因死亡1.13(95%CI:1.07~1.19)、心血管死亡1.12
(95%CI:1.02~1.23)であった。同様に魚介類のフライの摂取に関
するハザード比は、全死因死亡1.07(95%CI:1.03~1.12)、心血管
死亡1.13(95%CI:1.04~1.22)であった。

 揚げ物の総摂取量および種類別摂取量と、がん死亡との一般的な関連
は確認されなかった。

 なお結果について著者は、揚げ方や揚げ油などに関する情報が限られ
ていること、食物そのものの影響と揚げることによる影響を分けること
ができないこと、残余交絡の可能性があることなどを研究の限界として
挙げている。


がんとの関連性は立証できていないと論文にあります。


揚げ物と死亡率の関係性については、まだまだ研究が待たれます。


揚げ物の食べ過ぎは良くないとだれでも思いまよね。


脂っこいものを食べ過ぎると・・・・そうです!


「メタボリックシンドローム」


になる危険性があります。


この「メタボリックシンドローム」はたしかに身体によくありません。



◆ メタボリックシンドロームは脳卒中のハイリスク



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「脳卒中治療ガイドライン2015」の『メタボリックシンドローム』の


項目にエビデンスが記されています。


その一例ですが、


英国の研究では、5,128例を20年間追跡したところ、


冠動脈疾患、脳卒中発症リスクはそれぞれ、


1.57倍、1.61倍有意に高めています。


北欧では7,853例を対象とした縦断調査でも、虚血性脳卒中(脳梗塞)


リスクと関連すると報告されています。



◆ 日本の久山町研究では、腹囲男性90㎝以上、

女性80㎝以上で全ての脳梗塞型に関係性がある(40歳以上)



日本では、腹囲が重視された診断基準になっていますが、女性の腹囲が


欧米と比べて突出した数値になっている点が問題視されています。


研究では腹囲が男性90㎝以上、女性80㎝以上の基準で調べられています。


こうしたことから、肥満はメタボリックシンドロームの重要な構成要素


となっています。



◆ 脳卒中予防のために生活習慣の改善が必要



脳卒中予防のために体重の減量、運動、食事による生活習慣の改善が


必要です。


普段から健康を意識して実行している人はよしとして、


「良くないのはわかっちゃいるけど、めんどくさいなあ」


と思って言い訳ばかりを考えついて、結局何も行動していない人は


要注意です。


今は大丈夫でも、歳をとるにしたがって、だんだんと悪影響が出て


くる可能性が高いです。


「まだ生活習慣による脳卒中予防効果は十分な証明がされていない」


とする報告もあります。


ただ、他の多くの研究では生活習慣からくる身体の悪影響を指摘して


います。


「生活習慣病」という言葉も定着しているくらいです。


発症予防だけでなく、再発予防のためにも


今一度、ご自分の生活習慣の見直しをお勧めします。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



追加:

ちょっとマニアックな本ですが、

脳卒中の治療、予防など全般について、エビデンスがたくさん載っている

主に脳神経外科医が手に取る本があります。

本といっても「ガイドライン」です。

内容は一般人向けではありません。

ちょっと難しいことが書いてあります。

しかし、根拠がよくわかり、これを知っていると自分の行動や言葉に

説得力をつけることができます。

脳外科で働いている看護師さんは、勇気を振り絞って

読んでみるのをチャレンジしてはいかがでしょうか?

ある程度脳外がわかってきた方に、次のステップとしておススメします。

脳卒中治療ガイドライン〈2015〉追補2017対応

脳卒中治療ガイドライン〈2015〉追補2017対応

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 協和企画
  • 発売日: 2017/11/01
  • メディア: 大型本
こんなのまで、Amazonで売っているんですね。

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看護師勉強会のネタ(テーマ)の決め方

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こんにちは、ピストンです。



病院内では頻繁に「勉強会」が開催されています。


病院によっては、「院内研修」といわれることもあります。



◆ 勉強会のネタ(テーマ)で悩むことが多い



師長などから「○○のことについて勉強会を企画しなさい」と言われたら、そのとおりにすればいいのですが、


自分たちで勉強会を企画する場合、ネタ(テーマ)に困ることがあります。


そういう時は仲間が集まって相談したり、去年はどういうことをしたのか参考にしたりします。


でも1回や2回の勉強会ならまだしも、年間を通じて定期的に開催となると、


ネタ切れするかもしれません。


看護師の皆さんはこういうことで悩んでいるみたいです。


ただでさえ忙しいのに、時間外で勉強会を開催するのって他の看護師から嫌がられますから、


なんだか引け目を負っている感じにもなります。


なるべく参加する価値のあるもの、「参加してよかった。勉強になった」と思ってもらえる


企画にしたいものです。


そこで僕の勉強会のネタ(テーマ)を決める方法を参考にしてください。



◆ インターネットで院外研修(セミナー)は多数ある。これを参考にする。



全国、あちこちの場所で毎日のように看護に関するセミナーが開催されています。


多くは自分の自由意思で申し込んで参加するということですが、


僕はこうした看護セミナーで勉強することが好きなので、結構参加しています。


主催している企業はたくさんあります。


ジャンルは多様で、ほぼすべての看護領域でセミナーが企画されています。


しかも企業なだけあってみんなが知りたい内容や行きたくなるようなテーマが多い(笑)


ビジネスとしてやっていますから、こうしたみんなが行きたくなるようなテーマは参考になるはずです。



では実際にみてみましょう。


Googleで「看護 セミナー」と検索します。


すると、、、いっぱい出てきます。


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ちなみに、僕がよく利用するのは、「メディカ出版」と「エムハンク」です。


これ以外にもたくさんの企業がセミナーを企画開催しています。


ちょっと気になるのをポチっとクリックしてみてください。


サイトを見るのはタダですから。


いろいろ見てみて、「あ、これは面白そう」「これなら自分たちでもできそう」


というのを見つけてください。


企画のテーマ文も参考にして考えたら、きっとみんなが行きたくなるようなテーマ文になるでしょう。



◆ 普段分からない事、困っていることをテーマにする



これこそ勉強会の真髄です。


普段から困っていることは山ほどあるはずです。


と急に言われても出てこないものですから、思いついたときにちょこっとメモでも取っておくと便利です。


こうした困っていることや分からない事は、ほかの看護師も同じことを思っているものです。


勉強会に参加することでこうしたことが解消できるのなら、「参加しようかな」と


ちょっと前向きに来てくれる可能性が高くなります。


勉強会を企画する側も、参加者の為になる、役に立つ内容であればやった価値があるというものです。


普段の仕事のなかにヒントはあります。


勉強会の内容はこうした困ったことや分からない事が解消されるような内容にすると


「あの人の勉強会は役に立って面白い」


と高評価になるかもしれませんよ。


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それではまとめです。


● インターネット上の看護セミナーからヒントを得ましょう。

● 普段分からない事、困っていることをテーマにする。



追加:


実際のセミナーでやっていた内容をまとめた本です。

タイトルや内容を参考にすると、けっこう役立つ内容の勉強会になります。

もうタイトルだけで読みたくなるじゃないですか(笑)

勉強会もこういう風に企画すると面白くなるでしょう。

別に勉強会用でなくても、すごく分かりやすくて肩の力を抜いて読める本ですから、

一冊くらいは持っておいても全然損ではないです。

しかも本の厚さが薄いほうなので読もうという気持ちになる(笑)


こういう本を参考にするのもいいと思いますよ。

⇩  ⇩   ⇩  ⇩


Dr.林&今の 外来でも病棟でもバリバリ役立つ!  救急・急変対応 (メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)

Dr.林&今の 外来でも病棟でもバリバリ役立つ! 救急・急変対応 (メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)

  • 作者: 林 寛之
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2017/09/27
  • メディア: 単行本



Dr.正井の なぜなに? がガツンとわかる補助循環 (メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)

Dr.正井の なぜなに? がガツンとわかる補助循環 (メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)

  • 作者: 正井 崇史
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2015/09/19
  • メディア: 単行本


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回復期リハビリテーション看護の悩みは「回復期リハディジーズ」で解消できる ‐ おすすめ本 レビュー

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こんにちは、ピストンです。



回復期リハビリテーション病棟で働く


看護師やリハスタッフに役立つ本のご紹介です。


「疾患ごとの看護実践がみえる:回復期リハディジーズ」
という本です。


どのような方におススメかと言うと、



■ 日々の患者さんとどう関わったら良くなるのかが分からない看護師さん。

■ 回復期リハビリテーションでの看護のしかたがまだピンと来ていない看護師さん。

■ まだまだ回復期リハビリテーション看護の新人看護師さん。

■ 今後回復期リハビリテーション病棟で働きたい看護師さん。



こうした方に特におススメします。


「なぜこの本がおすすめなのか?」について述べていきます。



回復期リハディジーズ: 疾患ごとの看護実践がみえる

回復期リハディジーズ: 疾患ごとの看護実践がみえる

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研メディカル秀潤社
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 単行本



◆ 回復期リハビリテーション病棟で担当する

疾患の多くが取り上げられている



回復期リハビリテーション病棟には


脳疾患系や運動器系の疾患以外に、肺炎後廃用症候群や


パーキンソン病、下肢切断、など


さまざまな疾患の患者さんが入院してきます。


どこの回復期病院でも、脳疾患系と運動器系(整形外科系)が


2大グループでしょうが、近年では廃用症候群の方も多くなっています。


この本ではこうしたよく出会う疾患だけでなく、


頻度の低い疾患もきちんと書かれています。


あまり出会わない疾患に限って、


先輩から質問攻めされて困ったことはないですか?


担当頻度が低い疾患は本を手に取っても載っていなかったり、


内容が薄すぎて役に立たなかったり、


勉強しようにも困った経験がありますよね。


この本はそうした心配がいりません。


この一冊で回復期リハビリテーションの疾患はほぼ網羅されています。



◆ 急性期ではどのようなことをしたのかがわかる



僕のように以前急性期病院で働いた経験があれば


急性期のイメージがつきますが、


看護師になって回復期リハビリテーションしか経験がない看護師さんは、


目の前の患者さんが前の病院でどれくらいつらい治療をしてきたのか、


数々の乗り越えないといけない山を乗り越えてきたのかが


ピンとこないことがあります。


こういう治療を行った結果良くなったのでリハビリ病院に転院してきた


ということが分かれば、僕たちは目の前の患者さんのことをイメージ


しやすくなります。


現在は継続看護、連携が大切な時代です。


「急性期のことはわかんなーい」ではなく、


ある程度は急性期のことも知っておいて損はありません。


むしろ知っておくべきです。


病気は今も繋がっているのです。


目の前の患者さんは今も闘病中なのです。


この本は「回復期」と言っていますが


そのへんのことはよく分かっていて、


急性期での治療などを簡潔に分かりやすく載せてくれています。


急性期のことを理解できれば、


回復期でどのようなことをすべきかを考え付きやすくなります。



◆ 回復期リハビリテーション病棟に

入院してから退院までを経過を追って解説



回復期に入院してからの患者さんの看護を


三段階に分けて話を展開しています。


「入院時」「入院中期」「退院時」


と段階ごとに分かりやすく解説しています。


回復期は入院期間が非常に長い。6ヶ月間も入院する場合もあります。


入院初期と退院時では患者さんのできる能力は違います。


つまりリハビリテーションの進み具合によって看護は変わっていきます。


こういう入院期間中の看護を


段階的に丁寧に解説している本は、他に知りません。


この本ではこうした当たり前のことをきちんと書かれており、


しかも読みやすい構成になっています。


こうしたところも好感が持てます。



◆ 観察ポイントや看護計画まで教えてくれる



疾患によって、個人によって出てくる症状は違います。


また症状が分かっていても


それをどう看護に結び付けたらいいのか分からないことがあれば、


この観察ポイントと看護計画を読めばよい参考になります。


自分の受け持ち患者さんのどこを観察したらいいのか、


先輩看護師にハッと気づきを与えることができるくらい


鋭い観察項目も記載されています。


看護計画も参考に載っています。


他の本には載っていない的確な観察項目が載っていたりするので、


僕も勉強になっています。


僕からのアドバイスですが


こうした観察項目を勉強して自分のものにすることで、


看護師としてのレベルアップが期待できます。



◆ 解説が熱い、濃い。よくわかる。

「移乗」だけで19ページもある!




たとえば「失語」患者さんの


コミュニケーションに困ったことはないでしょうか?


どうやって患者さんの思いや気持ちを分かることができるのか、


難しいことがありますよね。


職場復帰のことも書いてあり、


失語症の患者さんの問題について


こうした細やかな記述は読めば為になりますし、


僕たち現場で働く看護師としては本当にありがたいです。


回復期に必要なことが分かりやすく書いてあります。


なにより回復期リハビリテーション看護に


とても熱い想いが感じられる内容です。


「移乗」の項目だけで19ページもあります。


これはボリュームがあって読むのがしんどいという意味ではありません。


すごく丁寧に、「えっ、そこまで教えてくれるの⁈」


というくらい親切という意味です。


写真も使って読者も理解しやすい。


「移乗」ひとつをとっても、「ポータブルトイレ」「入浴時」など生活の


さまざまなパターンの移乗が紹介されています。


苦手な人はこれでほとんどの生活パターンで


移乗のやり方が理解できるでしょう。




もうベテランで「なんでも私に聞け」


という方にはこの本は必要ないかもしれません。


しかし、僕みたいに中堅でまだまだ成長したい、後輩に教える立場にある、


もっと自信を持って日々の看護をしたいという方にはおススメです。


回復期リハビリテーションで働いているけど、いまいち看護が分からない。


もっとやりがいを持って仕事がしたい、


早く一人前にリハビリテーション看護ができるようになりたいと


思っている看護師さんには非常に強い味方になってくれる本でしょう。


現在、回復期リハビリテーションで働いている方のみならず、


今後回復期リハビリテーションに転職したいと考えている看護師さんも


ぜひ手元に置いて読んでみてください。

回復期リハディジーズ: 疾患ごとの看護実践がみえる

回復期リハディジーズ: 疾患ごとの看護実践がみえる

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研メディカル秀潤社
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 単行本

それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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認知症ケア専門士認定試験に合格。認知症ケア専門士って?

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こんにちは、ピストンです。


昨年受験した、第14回認知症ケア専門士認定試験に合格しました。


この認定制度は、一般社団法人 日本認知症ケア学会がおこなっています。


日本認知症ケア学会のホームページから引用しますと、


認知症ケア専門士とは、認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能および倫理観を備えた専門技術士を養成しわが国における認知症ケア技術の向上ならびに保健・福祉に貢献することを目的として設けられた資格です。


この認定試験のことをちょっとご紹介します。



◆ 認知症専門職でなくても受験できます。但し実務経験が必要です。



受験を受けるためには、3年間の実務経験が必要になります。


認知症ケアの実務経験を証明する施設や病院は、認知症の専門である必要はありません。


職種や職務内容についても、認知症に携わっているかぎり特に問われません。


介護福祉士など、資格の有無は問われません。


この実務経験を証明するために、受験申込をすると証明書の送付を求められます。


働いていた、または働いている事業所の代表者の名前と押印が必要です。


この用紙は申請用紙一式の中に入っています。


経験してきた事業所に持っていき、ハンコを押してもらいましょう。


ただし、ボランティアや実習ではだめです。


まあ、それでハンコを求めても押してくれないでしょうが。



◆ 試験は一次試験と二次試験の二段階です。




一次試験は4分野あります。


①認知症ケアの基礎

②認知症ケアの実際Ⅰ

③認知症ケアの実際Ⅱ

④認知症ケアの社会資源


それぞれ独立した試験で、全部合格する必要があります。


この試験のいいところ?は、それぞれの試験は合格が持ち越せることです。


つまり4つの試験の内3つ合格しましたが、1つは不合格の場合、


来年は落ちた分野だけを受験すればいいのです。


しかも合格の有効期間は5年です。5年もあります。これは助かります。


公式テキストがありますし、問題集もあります。


けっこう分厚くて「こりゃあ、勉強大変だー」と思うかもしれませんが、


内容はとても基礎的なことばかりで、難しい専門的なことを問われる試験ではありません。


申し込みは毎年だいたい3月にあります。本試験は毎年7月中旬です。


けっこう時間に余裕がありますから、じっくり試験勉強に取り組めます。



二次試験は面接を兼ねたグループディスカッションです。


服装は別になんでもいいです。


僕のときは、ジーパンの人も結構いました。


別にスーツでないと不利になるなんてことはありませんから、大丈夫です。


セクシーな網タイツで来ていた女性もいました。


格好はなんでもいいです。


それよりも自分の意見を手短に言えて、他のメンバーの発言する機会を奪わないことです。


自分ばかりがベラベラと喋って、他の人が時間がなくなってしまうことがないようにしましょう。


そうしたら、まず二次試験は大丈夫です。


だんまりもダメです。


常識的なことをしゃべれば大丈夫です。



◆ 合格率は2017年の第13回試験は56.5%


その前の2016年の第12回試験は合格率49.3%でした。


けっこう変動があるんですね。


受験者数は近年6,000人~7,500人程度です。


各分野の試験はそれぞれ7割が合格ラインです。



◆ 民間試験です。国家資格ではありません。



国家試験ではありませんので、資格は民間資格になります。


しかし、合格者の名前や働いている施設が学会のホームページに掲載されます(希望、希望しない選択制)。


なにより勉強して試験に合格したっている自分に自信が付きます。


認知症の方にどうしたら安楽に暮らしていけるのか、考えること実践することに誇りをもって


臨むことができるでしょう。


もしかしたら、家族が認知症になる可能性もあります。


ご近所の方がなるかもしれません。


誰でも認知症になる可能性があります。


みんなが安心して歳をとって暮らしていける社会だとステキですよね。


もしご興味がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


◆ おすすめ問題集



これは僕が実際に試験勉強に使った問題集です。

問題集といっても、解説だけでもテキストなみに勉強になります。

テキストは買いませんでしたし、読みませんでした。

この問題集を繰り返しやって、解説を熟読して合格しました。

これ一冊で十分合格できます。

しかも、コンパクトサイズ。

鞄に入れて持ち運びが楽です。

それくらい試験勉強に役立ちました。試験対策におすすめの一冊ですよ!


認知症ケア専門士 頻出問題ゼミ&一問一答

認知症ケア専門士 頻出問題ゼミ&一問一答

  • 作者: 河野英子
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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ニチイ学館のフィリピン人家事代行サービス「サニーメイドサービス」がツイッターでも問題に

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こんにちは、ピストンです。


フィリピン人の家事代行サービスの会社は何社かあります。


その中でニチイ学館の「サニーメイドサービス」というのがあって、


フィリピン人が家事代行をするというサービスです。


ニチイ学館のホームページにそのことが載っているページに


こんなことが書いてありました。



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(現在は削除されています)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


外国人スタッフなので「会話の内容を聞かれてしまう」

「手紙や書類を見られてしまう」といった心配はございません。


日本人スタッフだとどうしても気にしてしまう「気遣い」も不要です。

気兼ねなくサービスをご依頼ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ニチイ学館は、日本人スタッフには上記のような心配があると考えているようです。


ニチイ学館は、フィリピン人の日本語能力が低いとみているようです。


ニチイ学館は、フィリピン人になら無茶な要望を言ってもいいそうです。


メリットがたくさんってことですね。


ツイッターでも話題になったホームページです。


現在は削除されています。


ツイッターで拡散されたので、あわてて削除したのかな?


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました



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③/3看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法

 




さて、「看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法」シリーズも
これで終わりです。
少し前の動画ですが、今でも通用する内容と思います。
試験勉強の息抜きにどうぞ。
③/3看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法

男のナースチャンネルさんの動画です。


とにかく受験生の皆さん、頑張って!!


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました



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②/3看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法

さてシリーズの第二弾です。


看護師国家試験では必修問題はかならず取らなくてはいけません。


必修問題はコツコツやれば看護学生ならだれでも合格点を取れます。


でも、


もう時間が少ない!!


この動画を見て、ラストスパートだ!!


②/3看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法



男のナースチャンネルさんの動画です。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました



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看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法

こんにちは、ピストンです。



看護師国家試験まであとわずか、


いまさらですが、国家試験対策です。


もうあとは走り込むしかない!


一心不乱にやりこむしかないです!


どっぷり試験勉強をしている皆さん、


息抜きの時間も知識の総確認です。



①/3看護師国家試験「必修問題」2週間で確実に8割以上取る方法





マジですか


いや、とにかく受験生の皆さん、頑張ってくださいね!!


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました



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リハビリテーション 看護 の 基本

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こんにちは、ピストンです。


リハビリテーション看護ってなんじゃろと思う方は多いのではないでしょうか。


リハビリなのか看護なのか??


どっちなの?


リハビリテーション看護っていったい何するのでしょう。



◆ リハビリテーション看護の基本



定番の解説では、


できるADL(日常生活動作)を

日々、24時間 しているADL(日常生活動作)へと変えていくことである。 >


とか、


ADL の向上と患者さんの自立にも繋げる。>


在宅復帰を目指す



というような回答が返ってくるはずです。


多くのリハビリ病院では、言い方は違えどこのような内容が含まれているはずです。


けっこうざっくりとしています。


内容は間違っていないと思います。


こうした理念とかスローガンは、他の多くのリハビリ病院にお任せするとして、


本当にリハビリテーション看護の基本となることをお伝えします。



① リハビリ以外の時間を大切にする



リハビリテーション病棟では多くて1日3時間のリハビリを行います。


疾患や患者さんによっては1時間のこともあり、個人によって決まりごとが違います。


いづれにしてもリハビリの時間以外の病棟での過ごし方は重要です。


リハビリ以外の21時間をどう過ごすかで、患者さんの回復具合は大きく変わります。


実際に僕が経験をした脳出血の男性患者さんの話です。


彼は30代とまだ若くして脳出血になりました。


左上下肢がほぼ完全麻痺でした。


意識は清明です。しっかりしています。


彼はリハビリ以外の時間、自分のベッド上で体操や筋トレ、麻痺側の多動的運動や


マッサージ、電気磁気治療器などをつかって積極的に麻痺測にアプローチをしました。


リハビリ担当者に「リハビリ以外の時間の自主トレーニングのメニュー」を考えてもらって


それを毎日欠かさず自主トレーニングをしていました。


入院してきたときは車いす生活。


退院日は杖歩行。


たまに病院に来て会ってくれるほどの仲になりました。


今は仕事をして社会復帰ができています。


こうした例はほかにもあります。


もちろん同じ疾患でも脳のダメージの具合は人それぞれですから、


みんながみんな、このような劇的な回復ができるわけではありません。


最初見た時は、彼の左片麻痺がかなり強く症状がでていて、


「これはリハビリをしても回復は難しいかも」と正直思ったものです。


しかし彼はリハビリ以外の時間に、コツコツと自主トレーニングに励んでいました。


他の患者さんがゆっくり休んでいるときも、TVをみている時も、


彼はコツコツと回復を信じて自主トレーニングをしていました。


僕たち看護師は知っています。彼の熱い努力を。


体調の観察はもとより、彼のトレーニングのお手伝いをしました。


運動のタイムキーパー役、動きが落ちてきたら正しいフォームに修正、


自主トレーニングの効果に合わせてメニューの修正、


何より一人でやるよりも断然モチベーションが違います。


これはほんの一例ですが、


このようにリハビリ以外の21時間をどのように過ごすかが大切です。


患者さん一人一人事情も体調もやる気も違います。


それでもただボーっと過ごすだけでは時間もお金ももったいない。


入院期限は決まっています。保険を使えばみんなのお金です。


その人に合ったメニューを作って、可能な限り時間を工夫していきましょう。



② 患者さんの麻痺や嚥下能力を見極める


脳卒中では、急性期に嚥下障害を70%程度の例で認めるとされています。


別の患者さんとの経験です。


70歳代の女性患者、脳梗塞。左側完全麻痺。意識は清明。会話はスムーズ。


急性期病院から転院してきたときは、鼻に経鼻栄養チューブが挿入されていました。


食事は前の病院からずっと、


鼻のチューブから液体の栄養剤を流し込んで栄養と水分をとっていました。


僕は嚥下能力を測るスケールの技術を身に付けていましたから、


彼女の嚥下能力を調べました。


「うん、食べられる。但し今ははちみつ状の強いとろみを付ければ大丈夫だ」


これが僕の評価でした。


担当ST(言語聴覚士)の評価も「食べられる」でした。


じゃあ、鼻のチューブを抜いて食べようやと提案したが、STは「ノー」。


リハビリ部門の暗黙の了解で「嚥下造影」(レントゲンで実際に食べるところをリアルタイムで

写してちゃんと誤嚥せずに食べられているかの検査)


をしてからでないとダメとのこと。


嚥下のプロが「食べられる」、看護師も「食べられる」


なのに食べられないなんて・・・と抗議しましたが、変えられず結局嚥下造影をしました。


嚥下造影の結果は「強めのとろみなら安全に食べられる」でした。


ほらーーー、言ったじゃないか!


確信した評価でしたから僕は自信を持って食べようと提案したんです。


もちろん、嚥下のスケールを使うだけでなく、その他いろいろ複合的に判断した結果です。


その後患者さんはチューブを外して経口で食べることになりました。


これは嚥下造影法を軽んじているのではありません。


嚥下造影と水飲みテストは同じ推奨グレードBになっています。

(脳卒中治療ガイドライン2015)


せめてこうしたメジャーなスケールくらいは看護師も身に付けておくべきです。


安全に説得力のある提案をするためには、必須です。


私はリハビリ職じゃないからーとか、


まったくだめです。


看護師こそ、せめてメジャーな評価方法くらいは身に付けておく必要があります。


麻痺が評価できなかったら、脳卒中の患者さんを看れませんから。


逆に言うと、麻痺が分からないのにどうやって脳卒中の患者さんをみるの?


リハビリテーション看護では、リハビリ職のように麻痺や症状の評価ができる、


この評価しだいで、より自立へより患者さんの目標へ近づくように支援していきます。


この患者さんからは後で御礼を言われました。


「あなたがあの時『食べられるよ』と言ってくれた。


それが今でも覚えている。とっても嬉しかった。


今、チューブを抜いて口からご飯を食べられるの、ありがとう」


僕は闇雲に食べられると提案したのではなく、きちんとSTも使う評価方法を駆使して


「うん、食べられる」と提案しました。


結果はその通り。


これはほんの一例ですが、看護師が適切な評価をすることでリハビリがぐっと


前に進むこともあります。



③ 時には厳しく待つ、やってもらう



歳をとると、どうも甘えたくなるものなのでしょうか。


リハビリ中はおそらくどこの病院でも厳しくリハビリをしています。


セラピストによっては、ストイックなやり方で、患者さんが結構疲れることも。


でもそうしないと、回復が難しいから、厳しく訓練をしています。


リハビリが終わって病棟に帰ってくると、とたんに自分でやらなくなる患者さん


も多くいます。


ちゃんと知っていますよ。できることは。


でも「やってー」「できなーい」


と看護師にやってもらおうとする患者さんは多い。


できないのならお手伝いや介助をするのは、わかりますよ。


でもできるんですから!


中には、「あの人はやってもらっているのに、私には全然手伝ってくれない」


と言う方もいます。


それはそうです。だって自分でできるんですから。手伝う必要性がありません。


周りの介助が必要な患者さんを見て、あの人ばっかり・・・と嫉妬するのでしょう。


経験上、高齢者にこうした甘えというか依存的になる方が多くいらっしゃいます。


甘えたいのも分からなくはないですが、ここはリハビリ病院です。


あと、「待つ」ということも大切です。


麻痺があると最初はどうしてもうまく靴が履けません。


服を着替えるのも一苦労です。


そこはちゃんとわかって患者さんを上手くサポートしていきます。


できることは待ってでも、ご自身でやっていただく。


ただ優しいだけの看護師さんではだめです。


患者さんのためにならないことは、厳しくいきます。



④ 脳卒中の患者さんの場合は特に再発予防が大事



脳卒中は再発しやすい疾患です。


多くは今までの生活習慣が影響しています。


家に帰ってから再発せずにこれからの人生を過ごしていただくために、


なにが危険因子なのかをしっかりと学んでもらう必要があります。


高血圧なら入院中から血圧手帳に自分の血圧を記入していき、自分の健康を意識してもらう。


食事を野菜中心のバランスのとれたものに心掛ける。


喫煙者は禁煙指導。


その他にも気を付けていくことはありますが、


こうした再発予防教育はとても大切なことです。


もう二度と入院されないために、我々も日々勉強です。



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いかがでしたか?


リハビリテーション看護は多肢にわたる仕事です。


患者さんはリハビリ病院を退院すると、生活は今までの自宅中心になります。


リハビリ入院中に我々リハビリテーション看護がいかに患者さんのこれからに


深く関わることができるか。


患者さんが退院したあとの、「安全」「社会復帰」「再発予防」


を考えぬくことです。


こうした視点を持って日々の仕事をしていきましょう。


なかなか一般的に広がりにくい言葉ですが、疾患や症状に詳しくないと


専門的なことはできない領域です。


日々勉強です。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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108回看護師国家試験は難化する!|看護師国家試験対策ネット予備校の吉田ゼミナール

こんにちは、ピストンです。



なんか年々、看護師国家試験は難しくなってきている印象です。


でも基本的なことは必ず出るはずですから、過去問もしっかり押さえましょう。


みんなが取る問題は必ず取りましょう。


みんなが間違える問題はあなたが間違えても大差でません。


基礎は大事です。



108回看護師国家試験は難化する!|看護師国家試験対策ネット予備校の吉田ゼミナール






とにかく受験生の皆さん、頑張ってください!!


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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ナースの必需品 新人編

看護師っていろいろなアイテムを持って仕事をしているんですけど、


いったいどんなものを、何のために持っているんでしょうか。


僕が記事で文書でご紹介してもいいんですが、


文字よりも動画で見たほうがより分かりやすいということで、


ナースの必需品の動画のご紹介です。



[就職!] ナースの必需品 新人Ver. 〜ナースになったばっかの話とかもちょっと〜





この動画のコメント欄を読みますと、


この人絶対怖い」

りささんがおんなじ病棟の先輩だったら、めっちゃ怖そう」

新人に対してきつそうだ」


怖そうな感想がいっぱいでしたあー[あせあせ(飛び散る汗)]


でも僕はまあ・・・ね。


そんなに怖そうには感じなかったんですけどね。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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新人看護師で仕事できないと言われたら

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こんにちは、ピストンです。


新人看護師はいろいろ悩みがあり、辞めたいなあと思う人も多いでしょう。


かく言う僕も新人のころは、先輩ナースからボロカスけちょんけちょんに言われて、


かなりへこんだものです。


「そんなにひどいことを言わなくても・・・」と何度も思いました。


僕の経験も含めて、こうしたつらい思いをしている新人看護師さんに向けてのアドバイスを書きます。



◆ 「あの人、仕事できないなあ」と言われたら



看護師の世界は恐ろしいところ。


右へならえ!の世界。


ちょっと先輩ナースが一つの見方をすると、他のナースもそれに倣えします。


不器用な新人看護師やなかなか上達しない看護師にはこんなことを言う先輩ナースがいます。


「あの子は使えない。こわい。患者さんに危害を加えるだろう」


そこそこの先輩ナースがそういうと、上司もそれにならえする。


そしてその新人看護師はいろいろな業務をやらせてもらえなくなります。


これは本人にとってものすごいショックなのです。


もう悔しくて、悲しくて、やりきれなくて、精神的に追い詰められたようになります。



「でも実際にどんくさいのなら、患者さんの安全を考えたら業務をはずしたほうがいいのではないか?」



そう考える人もいると思います。


僕の考えは「それは違う。もっとやらせろ」です。


やらないと、もっとやらないと上手くなりません。


そのほうがよほど怖いことなのです。


やってナンボです。


どんくさいのなら、下手なのならもっとやらないと。


どんくさい新人、下手な新人はみんなもっと上手くなりたいんです。


下手なままでいいやー、とはこれぽっちも思っていませんから。


周りがやらせないから、いつまで経っても上手くならないんです。


看護師の世界はすぐ「やらせない」方向にいこうとします。


これがもうお決まりのようになっています。


「やらせない」以外の思考がありません。


このへんは、まったく狭い世界観だなあと今でも思います。


「やらせない」ことが、仕事のできない看護師を生んでいることにいい加減気付くべきです。




この「仕事ができない」というのは、ミスが目立ったり、今までなかったようなミスをしたり


とにかく見た目が「ちょっとできなさそう」な感じの雰囲気をしている新人看護師


がほとんどです。(ごめんなさいね)


しゃべり方がちょっとのろかったり、自信なさそうな話し方だったりする。


ミスは確かにしました。


でも僕から言わせると、他の看護師でも起こす可能性があるミスなのです。


ミスが連続した、これもその新人看護師でなくても起こす可能性があるのです。


そもそもそのミスで患者さんが命にかかわることはないのに、


あたかも「あの子は患者を危険にさらした」と事を大きく言うのが圧倒的に多い。


これは僕のいままでの経験から言えることです。


「違う!違う!実際はそこまで重大なミスではない」と。


というかそういうミスが起こる仕組みや環境であることが問題なのです。


以前、「インシデントレポートは個人のせいにしてはいけない」


という記事を書きました。




インシデントを個人の責任にしてはいけません。


なぜなら個人の責任にしても、事故はなくならないからです。


これはWHO(世界保健機関)もちゃんと言っていることなのです。


新人に責任を押し付けてあとは業務をやらせないで、成長をする機会を逃させて、


一件落着とする職場風土こそが問題なのです。


周りの先輩ナースたちや上司はいったいなにしていたんだよ!と言いたい。



まず、周りの看護師たちは自分たちが色眼鏡をかけて人を見ていないか考えてください。


「先輩があの子は仕事ができないって言うから」

「先輩がさじを投げた子だから、できない子なんだ」

「いつも先輩から怒られているから、できない子なんだ」

「いつも自信なさそうに、おどおどしているからどんくさい子なんだ」


他人の評価ではなく、自分で見たうえで判断してほしいのです。


先輩の判断につられるのではなく、自分で考える。


ほとんどの場合は先輩ナースの過大な負のイメージです。


「あの子は嫌い」「あの子はやっかいだ」と思うと、とことん毛嫌いして陥れようとする看護師は


けっこういるのです。


あることないこと、とにかくちょっとしたことを大げさに上司にチクって、


その子をおとしいれようとします。


そういう看護師はほんとうにいるのです。


周りの看護師たちがそんなフェイクニュースに踊らされて、新人看護師を追い詰める


ことがないように、自分で考えるくせを付けて欲しいと思います。




仕事ができないと言われている本人はどうしたらいいのか?


僕の経験から言いますと、


「すぐに変わらない」


ということです。


残念ですが、すぐに事態が好転することはあまり期待できません。


一度「仕事ができない」と思われたら、ずーっとそう思われ続けます。


ではどうしたらいいのか?


大きく3つのアドバイスがあります。


① じっと耐える

② 転職する、または配置換えをする

③ 得意分野をつくる



「① じっと耐える」は一番多い選択肢ではないでしょうか。


本当は転職したいんですが、就職したばかりだし、親も喜んでいるし、


すぐに辞める自分も嫌だし、同期の看護師がいるし、


なかなか辞めることに踏ん切りがつかないこともあります。


僕からの更なるアドバイスは、じっと耐えている間に転職活動をこっそり始めるとか、


信頼できる同期や先輩看護師に相談にのってもらうとか、


あやふやな技術をもっと勉強していくとか、


普段の仕事は黙々とこなして、とにかく自分の仕事だけは最低限やって17時ピッタリに帰る。


僕も経験がありますが、仕事をやらせてもらえなくて他の看護師よりも仕事量が少ないのに、


遅くまで残っていると、


「あんたそんな仕事量でなんで残っているのよ!」


って怒られます。


先輩が残っていると自分だけ帰りにくい雰囲気なのはよく分かりますが、


そこは「できない子」をうまく利用してさっさと帰ったらいいのです。


そのほうが、ストレスも軽くなりますよ。


17時で帰れると思えば、少々仕事がしんどくても耐えられます。


17時に自由になれば、なんでもできます。


苦手なところの勉強もカフェでできるし、気分転換に映画もみれます。


ただでさえストレスマックスなので、自分を壊さないようにストレス対策も大事です。


じっと耐えることはストレスとの戦いでもあります。


でもあなたはきっと「もっとできるようになりたい」って思っているはずです。


嫌な先輩や上司はいつかいなくなります。


もう一度ジャンプするために、今はしゃがんでいるのですよ。



「② 転職する、または配置換えをする」は自分を守る有効な手段です。


精神的に、身体的に病んでしまう前に、去りなさいということです。


別に気兼ねすることはありません。


あなたが壊れてしまう前に、今の環境から逃げなさい。


あまり我慢しすぎると、逆に辞められなくなることがあるからです。


これは過去にストレスで追い込まれて自殺した方から分かることです。


追い込まれてくると逆に今のままでがんばろうとして、


かえって辞めるという選択肢を自ら外してしまうのです。


最後はもうどうにもできなくなり、完全に消耗してしまいます。


そうなるくらいなら、まだあなたが余力のあるうちに、去りなさい。


辞めるというと上司は、よくこう言うでしょう。


「すぐに辞めるとあなたの履歴書に傷がつくわよ」

「またすぐ辞めるだろうと思われて、どこも採用しない」

「まだまだ未熟なのに辞めるなんてもったいない」


などと言われる可能性は高い。


しかし、数々の転職を経験してきた僕から言わせてもらうと、


すべて嘘です。


辞めてもあなたの履歴書に傷なんかつきません。


すぐに辞めても再就職なんてすぐにできます。


未熟な技術でも採用してくれるところは山ほどあります。


そこでしっかりと技術を身に付けていけばいいだけのこと。


なんだかんだ言われますが、まったく気にすることはありません。


それよりも、大事なあなたがこのまま壊れていくのが耐えられません。


壊れるくらいなら、去りましょう。


引っ越しをすると尚良いです。


住まいを変えるだけでも運は変わります。


本当です。


僕は転職しましたが、履歴書に傷なんかついていませんから。



「③ 得意分野をつくる」はおススメです。


これは後からかなり効いてきます。


なんでもいいのです。


ちょっとしたことでもいいから、得意なことを身に付けていくようにしましょう。


歩行器の種類を全部言える。


車いすの構造に詳しい。


便秘薬に非常に詳しい。


抗生剤に非常に詳しい。


褥瘡に詳しい。


なんでもいいのです。


その得意分野があなたを助けてくれます。


周りも「これは○○さんに聞こう、詳しいから」と認めてくれます。


後の人生においても、得意分野というものはありがたいものです。


何かつまづいたことがあっても、その得意分野があなたを支えてくれます。



◆ 陰口に負けない


「できない子」とレッテルを貼られたら、影口との戦いが始まっています。


コソコソと自分のことを悪くいっていることは、不思議と耳に入ってくるものです。


それはかなりショックで悲しい。


特に信頼していた人からそんなことを聞くと、もう目の前が真っ暗になります。


影口は必ずあります。



影口を言われたらどうしたらいいのでしょうか?


無視する。


これに尽きます。


完全無視です。


何言われても無視。コソコソ言われても無視。


アドバイスや助言は別ですよ。


それはちゃんと聞きましょう。


問題は影口です。


気分のいいものではありません。


「でも影口言われているのを無視しろといっても、できない。どうしたらいいの?」


それはちょっと訓練が必要ですが、簡単です。


あなたは影口を言っている人のために生きていないのです。


影口を言っている人のために仕事をしているのではないのです。


あなたは患者さんのために毎日仕事をしているのです。


そんな影口を言っている人の評価を気にする必要はありません。


その人は何を言っても影口を言いますから。


それよりも患者さんから指名されるようになったほうがいいのです。


患者さんから名前で呼んでもらえたり、愛称で呼ばれたりすればこっちのものです。


患者さんから評価されるのが看護師として一番のご褒美です。


こんな素敵なことはありません。


もうここまで言われ放題なら、いっそのこと影口を言っている人よりも


患者さんの評価に目を向けたらいいのです。


一人二人と可愛がってくれる患者さんが増えてきたら、自然と周りの評価も変わってきます。


そのへんは看護師も敏感です。


患者さんから評価されている、可愛がられている、となると無視はできません。


下手な処置ばかりだと好かれません。


注射が下手だと好かれません。


対応がまずかったら好かれません。


しかし、それでも好かれることがあります。


それは愛嬌です。


どこか憎めない、愛嬌のある人は得です。


下手なりに一生懸命な姿は愛嬌があるものです。


患者さんのために悪戦苦闘している、自分のために一生懸命に働いているというのは患者さんは


よく分かることなのです。


患者さんから好かれるということは、それだけで看護師の資質が十分ありますよ。



◆ こころが折れそうになったら



新人看護師は先輩からいろいろなストレスを受けます。


しかし、病棟のスタッフ全員が敵ではありません。


どんな職場でもあなたのことを心配してくれる人はいます。


あなたのことを気にかけてくれる人は必ずいます。


だから絶対に自分はひとりぼっちだなんて思わないでください。


その人には自分の苦しい胸の内を明かしましょう。


きっと親身になって話を聞いてくれます。


どんなにしんどい立場でも、一人くらいは必ずいますから。



◆ 事業者には安全配慮義務があります



最近はメンタルヘルスマネジメントが叫ばれています。


職場のストレスは企業責任です。


事業者は労働安全衛生法を遵守していても、


安全配慮義務に違反すると民事上の損害賠償を問われることがあります。


安全配慮義務は、実定法ではなく、裁判例の積み重ねにより認められてきましたが、


2008年施行の労働契約法で明文化されました。


安全配慮義務は、


労働契約法第5条(労働者の安全への配慮)

「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ


労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」


安全配慮義務には、業務の遂行に伴う疲労や心理的負荷等が過度に蓄積して


労働者の心身の健康を損なうことがないように注意しなければならない義務も含まれます。

(メンタルヘルス不調も含まれる。)



今は法律で労働者のメンタルヘルス不調をおこさないように注意しなければならない


義務があるのです。


このことも知識として知っておきましょう。


いくら意地悪を言われたところで、法律にちゃんと書いてありますから、大きな武器になります。



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こういうことが起こる職場はよくないと思いますが、実際にはたくさんあります。


でも何度も言うように、あなたは一人ではありません。


壊れるくらいなら、駆け込み寺に逃げましょう。


あなたは厳しい看護学校を卒業し、看護師国家試験に合格した看護師です。


これからなのです。


今の段階でつぶされてほしくはありません。


一緒に強くなっていきましょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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脳梗塞の場合、回復期看護師がする観察とは

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こんにちは、ピストンです。


脳梗塞の患者さんを観察するとには、何をどうみたらいいのでしょうか。


数々の参考書や看護の本がありますが、どれも同じようなことを書いてあります。


こうした本を読んで、いざ病棟の患者さんに接すると、目の前の患者さんには適応ではなかったり、


すっかり頭から飛んでいたり、読んで覚えているけどこれでいいのか不安だったりして、


十分な観察ができなかった経験があるはずです。


急性期での観察と回復期での観察ではちょっと看るところが違います。


今回は、回復期での脳梗塞の観察項目についてお話します。



◆ 回復期での脳梗塞看護の観察項目は?



① バイタルサイン(体温、脈拍、血圧)

② 麻痺の程度

③ 感覚鈍麻の程度

④ 糖尿病や片頭痛など今までから持っている病気や症状

⑤ 今までの生活状況

⑥ 趣味や大切にしていること

⑦ 排便状況



あれ?⑤とか⑥ってどこの本にも書いてなかったけど・・・


と思ったあなたはよく勉強している証拠です。


そうです。でもこれはあとで書きます。


まず、①バイタルサイン。


これは特に血圧に注目です。


急性期の脳梗塞では高い血圧を維持しますが、


回復期では違います。


主治医の方針にもよりますが、


おおむね140/90以下を目標としているはずです。


「脳卒中治療ガイドライン2015」の「脳梗塞慢性期 ⑴ 高血圧症」の項目に


ちゃんと書いてあります。


回復期に来ているとはいえ、まだ血圧が高かったり逆に低かったりと安定していない


患者さんもいらっしゃいます。


再発防止の観点からも、高血圧は治療していかなくてはなりません。


患者さんによっては、1日の血圧で朝型が高かったり、夜に低かったりと日内変動が


あります。


その場合日中のリハビリに影響がでることがあり、必要なら主治医に降圧剤の調整をして


もらったほうがいいことがあります。


できれば血圧測定値を入院中から「血圧手帳」に記入するのを始めて、


退院後も継続して血圧手帳に記入していけるように今から練習をしてほしい。




② 麻痺の程度



これは急性期であろうが回復期であろうが、必須です。


麻痺が分からないのに脳卒中患者の看護はできません。


麻痺が分からないのに脳卒中患者を看ることはできません。


麻痺の見方が分からないのなら、いますぐに勉強です。


勤めている病院が使っているスケールを使って麻痺を測るのがよいと思います。


MMTを使うのか、ブルンストロームステージを使うのか、


それは職場に聞いて確認してください。


もし看護師がほとんどどちらも使っていないのでしたら、


リハビリスタッフに麻痺には何のスケールを使っているのか聞けばいいです。


リハビリスタッフとスケールを合わせておくと、数字でお互いの共通認識がとれますので、


非常に便利であり、リハビリを進めていくのに有効です。


ベッドサイドでもリハビリスタッフがリハしている最中でもいいので、


麻痺の見方を身に付けましょう。


麻痺がみれるようになると、


車椅子のから歩行器へ、歩行器から杖へ、杖から独歩へ


など、リハビリの進み具合によって患者さんに合った歩行形態をリハビリスタッフと


同じ目線で相談できます。


メリットがたくさんありますから、まだ習得できていない方はぜひやりましょう。




③ 感覚鈍麻の程度



脳梗塞になって感覚が鈍くなることがあります。


麻痺側の腕や手、脚に感覚が鈍くなっていないかをみます。


目をつむってもらうか、塞いでもらって、実際に手や足を触ってみます。


今どこの部位を触っているのか分かるか?

触っている感覚はいつもどおりか、鈍いか?


完全に触っていることが分からなければ、重度の感覚障害があります。


もし熱いものが肌に触れていても気がつかず、大やけどをする危険性もあります。


ぶつけて傷がついても気付かないので危ないですよね。


見落とさないようにしましょう。



④ 糖尿病や片頭痛など今までから持っている病気や症状



「この患者さんはもともとはどうだったのか」を知ることは、


これからの入院生活と退院後の生活を考えるうえで大切です。


例えば糖尿病患者さんなら、いままでは自宅で血糖値を自己測定していたのか、


インスリン注射をしていたのか、それは自分で打っていたのか。


頭痛がよくある患者さんなら、もともと何年来の片頭痛があるのか、


このときの対処方法は何か、


膝が痛いといっている患者さんなら、それは入院前からあるのか、何年来か、


かかりつけ医で診てもらっているのか、その医師はどう言っているのか、


今までの生活の中でこの病気や症状とどう付き合ってきたのか?


今までの対応がよくなかったら、入院中に改善できるかもしれません。


主たる疾患以外のことも対応していくことで、安心して退院できます。


また再発予防にも一役買うことにもなります。



⑤ 今までの生活状況



これはとても大事です。


ぜひ患者さんやそのご家族に聴いてください。


今回の脳梗塞の原因が、ここに隠されている場合があります。


大抵の患者さんは、「油っこいものが好き」、「濃い味を好む」、


「寿司や刺身、とんかつや串カツ類は上からじゃんじゃんソースをかける」、


「おせんべいやおかき、スナック菓子といった塩分の多いものが好き」


「タバコを吸っている」、「酒、アルコールをよく飲んでいる」


「ストレスフルな仕事、役割、生活環境」、


「運動しない」


といった生活習慣を確認することです。


僕の経験上、脳梗塞になった人は上のいづれかに該当することがほとんどです。


長年の生活習慣が脳梗塞を引き起こすと考えられています。


脳出血にもこうした因果を言われることもあります。


これから二度と再発しないようにするために、こうした生活習慣の見直しは必要です。


本人だけでなく家族もしっかりと勉強してもらい、理解してもらうことが重要です。


なぜなら家族も同じ食事を食べていますし、だいたい似たような生活習慣を送って


いることがあるからです。


入院中にぜひ病気のことを学んでもらい、再発予防をしていってほしいと思います。



⑥ 趣味や大切にしていること



脳卒中だけではありませんが、突然倒れられたて、本人も家族も戸惑っています。


麻痺が強かったり、意識がもうろうとしていたりして、これから先


いったいどうなってしまうのか、今までも生活が吹っ飛んでしまうくらいの


大きなことが起こっているのです。


前の急性期病院から更に回復期病院にきて、約6ヶ月も入院することになるのです。


数か月の入院というだけで、かなりの時間を倒れてから自宅に帰らないでいるのです。


あの倒れた瞬間から。


すべてを放っておいたままです。


病気のストレス、これからのストレス、家や仕事場はいったいどうなっているのか、


不安や恐怖は計り知れません。


だからこそ、その人の大切にしていることを聞きたい。


リハビリが進んできたら、ぜひ趣味を病院でやってもらいたい。


釣りが好きなら、竿を振る動作をリハビリに入れたらいいのです。


好きなことをまたやるために、リハビリを励んでもらったらいいのです。


看護師との会話も好きなことなら嬉しそうにしゃべってくれます。


こうしたその人に寄り添っていくことが大切です。



⑦ 排便状況



入院を期に便秘になる方は大勢います。


元気なときや若いときは、便秘なんてまったく気にしなかったのに、


加齢や入院とともに便秘になることはよくあることです。


疾患の症状として便秘になることもありますが、


多くは加齢と入院です。


お通じのことを話すのは恥ずかしいと思う患者さんもいますが、


看護師は全員慣れていますから、患者さんが思うほど何も思っていません。


それよりも排便がないのに、浣腸やら座薬やら何かされるのを嫌がって、


わざと「今日も出ました」とウソを言う患者さんもたまにいます。


そんなことをしても後で分かるものなので、正直に言ってくださいね。


 


いかがでしたか?


観察項目は患者さんによっていろいろです。


上に書いた観察項目以外にも、その患者さんにとって大切な観察があるかもしれません。


まずは患者さんの状況をしっかり把握しましょう。


問題点や気になることがあったら、それが観察項目です。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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ラクナ梗塞のBADタイプとは?看護は?

「分かりやすい脳梗塞」シリーズ


今回は脳梗塞のなかの「ラクナ梗塞」で「BAD」(バッドと読みます)と呼ばれるタイプの


ラクナ梗塞についてのお話です。



ラクナ梗塞には種類があるのです。


それが「BADタイプ」と呼ばれるラクナ梗塞です。


BADと聞いて「あー、悪いからBadね。Goodの反対だからか」という看護師もいますが、


それだめーーーー!


良い悪いのBadではありませんから。



◆ BADタイプの基礎



BAD(Branch atherromatous disease)はラクナ梗塞のなかでも症状が徐々に悪化していくため、


ラクナ梗塞よりも重症になります。



ラクナ梗塞では穿通枝という細い動脈が詰まることで起こります。


この穿通枝は脳出血や脳梗塞の好発部位です。


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大きな血管から出ている細い血管が「穿通枝」(せんつうし)と呼ばれる血管です。


この穿通枝はいきなり細いまま大血管から伸びているわけではありません。


穿通枝の根本、生え際というのがいいかもしれませんが、


そこはまだ太いのです。


最初から最後まで細い血管ではありません。


太い血管との接続部は穿通枝も太い。



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穿通枝の根本が詰まるとその血管の全体が詰まることになります。


ラクナ梗塞は穿通枝の奥の方が詰まることが多いですが、


BADは穿通枝の根本が詰まるのでその血管全部が詰まることになります。


それゆえに、通常のラクナ梗塞なら軽度ですんだのに、BADタイプだと麻痺や失語が強く出ます。


最初はそれほど麻痺が強くなかったのに、徐々に症状が悪化していきます。


僕は何人もBADの患者さんを看てきましたが、ラクナ梗塞とは違って麻痺や失語がかなりきつく出ます。


でもラクナ梗塞のように意識はしっかりしています。知能は変わりません。


それゆえ患者さんのショックは相当なものです。


家族もそうです。


急性期の治療が終われば、あとはリハビリを頑張るしかありません。


どこまで回復するかは個人差がありますが、それでも麻痺はついてくることが多い、とても


重症な梗塞といえます。



◆ BADタイプの脳梗塞の看護は?


脳梗塞が完成されると麻痺はそれ以上悪くなりません。


しかし麻痺は強く出るので、拘縮や肩関節の亜脱臼などに注意が必要です。


下肢の麻痺が強ければ転倒リスクもあります。



BADは脳梗塞のなかでも高血圧などが関連しているといわれています。


高血圧を長い間ほったらかしにしていたために発症した事例もあります。


「大丈夫だろう・・」と放っておくとあとで大変なことになることがあります。


入院中は降圧剤を投与しているでしょうし、看護師もいるのでしっかりと血圧管理を


しています。


こういう長年高血圧でいる人は、食生活の乱れや仕事のストレスが酷いことがあります。


普段の生活スタイルを聞いて問題点を見つけることも大切です。


退院して自宅に帰ったら、油っこい食べ物や塩分の多いものを食べるのを控えたり、


血圧管理をしっかりとしていくこと。


入院中から血圧手帳を渡して、記録をつけていく癖をつけていくこともいいでしょう。


いままで自分の健康にあまり関心を持ってこなかった人が多いので、


これを機会に自分の健康を見つめなおすことです。


脳卒中は再発しやすい病気です。


詰まった血管以外の血管も、ボロボロになっている可能性もあります。


第二、第三の脳梗塞や出血が起こることも考えられます。


もう二度と脳卒中にならないように、再発予防も忘れずに。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。





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厚生労働省のインフルエンザ流行レベルマップが更新しました

こんにちは、ピストンです。


1/18に厚生労働省のインフルエンザ流行レベルマップが更新されました。


最近のニュースでも、全国的にインフルエンザが猛威を振るっているようです。


みなさんも、お気を付けください。



厚生労働省の発表資料です。



2019年第2週の定点当たり報告数は38.54(患者報告数190,527)となり、前週の定点当たり報告数16.30より増加した。
 都道府県別では愛知県(75.38)、熊本県(58.79)、岐阜県(53.94)、鹿児島県(52.34)、静岡県(52.22)、福岡県(51.87)、高知県(50.19)、長崎県(48.66)、佐賀県(46.18)、宮崎県(44.43)、福井県(43.89)、長野県(43.87)、沖縄県(41.76)、埼玉県(41.33)、千葉県(41.33)、三重県(40.15)、滋賀県(39.79)、茨城県(39.41)の順となっている。46都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は358箇所(1都1道2府38県)、注意報レベルを超えている保健所地域は193箇所(1都1道2府39県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約163.5万人(95%信頼区間155.5~171.6万人)となり、前週の推計値(約58.6万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約19.0万人、5~9歳が約21.7万人、10~14歳が約14.6万人、15~19歳が約10.3万人、20代が約17.9万人、30代が約17.8万人、40代が約20.2万人、50代が約16.8万人、60代が約12.6万人、70代以上が約12.6万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約328.5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,657例であり、前週(1,252例)より増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(113例)、1~9歳(504例)、10代(79例)、20代(30例)、30代(44例)、40代(73例)、50代(100例)、60代(268例)、70代(506例)、80歳以上(940例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第50週~2019年第2週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。


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とうとう近畿地方もすべて「警報」レベルになってしまいました。


中部から関東にかけて、そして九州は全部真っ赤です!!


ご注意ください。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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脳神経外科の看護師が観察するとき見落としてはいけないこと

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今回は回復期ではあまり経験が積めない、脳神経外科の看護についてのお話です。


僕は以前は脳神経外科の急性期病院に勤めていました。


そこでは多くの貴重な脳神経外科の患者さんを看護できて、今でも僕の大切な経験となっています。


脳神経外科で働いている新人看護師やこれから働く看護師に、ぜひ知っておいてほしい情報です。


また回復期リハビリテーション病院で働いていても、ときには入院中に脳卒中を発症することもあります。


まだまだ急性期の状態に近いのに回復期リハビリテーション病院に転院してくる場合もあります。


脳神経外科ではないからといって、まったく勉強しないのもよくありません。



医療職ではない方は、「看護師って患者のここを見ているんだ」と知るいい機会になればと思います。



脳神経外科の看護師が患者さんを観察するときに


見落としてはいけない観察項目というのは、


「命にかかわること」と「症状の変化にかかわること」と「患者さんの安全にかかわること」


の3つに分けられます。


他の観察項目はすこし置いておいて、


まずはこの3つの観察について述べていきます。




◆ 観察項目 - 「命にかかわること」


脳神経外科の病気はたくさんあります。


その中でも特に脳卒中と頭部外傷は病院で頻度の高い疾患名と言えます。


まずは血圧、脈拍、体温といったバイタルサイン。


バイタルサインはどのこ診療科でも基本となる観察項目です。


とくに「血圧」の管理は大事です。


脳出血、くも膜下出血ではとくに神経を使います。


場合によっては命にかかわるため、医師指示の確認はもちろんのこと、血圧が


身体にどのような影響を与えるのかをしっかり理解しておくことが大切です。



脳神経外科の看護師なら、


「意識レベル」と「瞳孔」は必須です。


「意識レベル」は「JCS=ジャパン・コーマ・スケール」が日本の病院ではメジャーです。


このJCSは患者さんが「開眼するか、しないか」に焦点をおいたスケールです。


脳卒中だけでなく、頭部外傷でも大変重要になります。


事故などで頭部を強打した場合、頭部内で出血していることがある。


脳を守る硬膜の下で出血がおこる急性硬膜下血腫というのがあります。


出血をして脳を圧迫すると危険な場合があり、


JCSのスケールは血腫を除去する手術をする判断材料の一つになります。


頭部外傷ではそのほかにも、脳挫傷があり、意識がぼんやりしたり会話が成り立たなかったり


こちらの指示ははいらず危険行為をされる場合があり、注意が必要です。



「瞳孔」は脳神経外科では必須です。


頭の中でなにか重大なことが起こっている場合、眼に出てきます。


瞳孔不同、対光反射、瞳孔の大きさ、偏視など危険な状態を教えてくれます。


瞳孔の勉強は欠かせません。


脳の手術後もです。瞳孔の観察は必要です。


特に大きなダメージを負った場合は脳が腫れることがあり、そのことで脳ヘルニアをおこし


重大な命にかかわることがあるからです。


眼は多くのことを教えてくれるということを覚えておきましょう。



◆ 症状の変化にかかわること


脳神経外科の患者さんはとくに発症後すぐは症状が変わりやすい時期です。


入院してきた時はまだそれほど症状が重くなくても、次の日になるとあきらかに麻痺が強く出て


いることがあります。


脳梗塞の場合はこういうことが起こりえます。


これは入院してから新たに脳梗塞をまた再発したのではなく、


脳梗塞が完成されたのです。


最初の脳梗塞が発症してからまだ完全に脳梗塞域が定まっていない時期に入院してきた場合、


死んだ脳細胞の周りの生きている脳細胞がまだいるのです。


死んだ脳細胞のすぐ近くの生きている脳細胞も徐々にダメージを負って死んでいく。


この過程が完了したときに最初の麻痺よりも、強く麻痺がでることがあります。


知っておきましょう。


脳梗塞にかぎらず、脳神経外科では実際に多くの患者さんの状態が変わります。


時間とともに症状は変わっていきます。


その変化を看護師はだれよりも早く発見し医師に報告をします。


24時間、交代して患者さんを観察する。


まさに観察のプロなのです。



◆ 患者さんの安全にかかわること


意識がもうろうとしたり、意識がなくても手が動いたり足が動いたりすることがあります。


脳神経外科では患者さんにたくさんのチューブ類が接続されているのが普通です。


点滴も1本ではなく何本もしていることは普通にあります。


モニター監視で胸に電極が付いていることもあります。


おしっこを出すバルーンカテーテルが陰部から膀胱に入っていることもあります。


手術をした後は身体や頭に直接チューブが入っていることもあります。


こうしたチューブやカテーテル類は患者さんの命を守る大事なものです。


しかも体の中にはいっているものは抜けると大惨事になります。


意識もうろうとしている患者さんが抜いたりすることもあります。


このような危険な行為を予防するために、必要に応じて患者さんの手などを抑制することがあります。


抜いたりすると大惨事になるので抑制は仕方のないこともあります。


ベッドから抜け出してくる患者さんもいます。


絶対安静なのに理解されないこともあり、本当に危険なことです。


ほんのちょっと眼を離したすきに点滴を抜いたりされることもありますから、しっかり観察


をする必要があります。


点滴のルートがねじ曲がっていないか、医療機器がきちんと接続されているか、


間違った付け方をしていないか、アラーム音の設定は適切か、


医療機器の設定は適切か、患者に悪い変化はないか、


観察することはたくさんあります。


一つ一つのことは意味があることばかりです。



いかがでしたか。


どの診療科にいっても重要な観察項目というのがあります。


脳神経外科は命に直結するのと、患者さんのこれからの生活に直結することが多いので、


観察をする看護師も神経を使います。


それだけ重要な仕事といえます。


大変へんだーと思うか、やりがいがあると思うかは人それぞれでしょうが、


一番大変なのは患者さんであり、家族であります。


しっかりと患者さんの安心と安全な環境を提供するために以上の観察をしていきましょう。


先にも述べたようにこれ以外にも観察項目はあります。


患者さんの一人一人に合わせた観察をしてけるように、スキルアップをしていきましょう。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。













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看護師 の志望動機は?リハビリ病院以外の職場への志望動機は?

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こんにちは、ピストンです。


看護師が病院を選ぶ基準は何でしょう。


病院はあちこちにありますよね。


クリニックも含めたら、老健や特養を含めたら、


それこそたくさんの働く場所があります。


これほどたくさんの選べる職場がある看護師。


どのような考えで、その職場を選んだのでしょうか。



● 急性期病院


もともと救急に興味があったという方が多い。


医療ドラマやマンガの影響を受けていることも多い。


「大変そうでいやだあ」というよりも、


そもそもそんなことは分かっていて、心積もりができている。


もう一つは、


本当は嫌だけど、将来のことを考えて、技術を磨きに来たタイプ。


こういう人は自分の中で、辞めるタイミングが決まっている。


2年とか3年とか、最初から期間限定のつもりで来ていることが多い。


もともとずっと居座るつもりがないので、あまりひどい職場だと


さっさと辞めてしまうことがある。


番外編で、


箔をつけるために来るタイプ。


たとえば○○大学病院とか、超有名な大学病院に就職して、


あとあと「○○大学病院にいた」と自慢したいタイプ。


有名病院名を名乗って、自分を大きく見せたいタイプ。


そういう人は実はたいしたスキルを持っていないことが多い。



● 回復期リハビリテーション病院


急性期は自分には向いていないと考えてここを選んだ人が多い。


輸液ポンプやシリンジポンプ、人工呼吸器といった医療機器に不得意や苦手意識がある。


淡々と仕事をこなしていけばそれでいいというスタイル。


もう一つは、


急性期病院につとめていたが、やっぱり自分に合わないと転職してくるタイプ。


落ち着いた仕事と残業なしを求めて転職してくる。


しかし実際に就職してみて意外とたいへんで、残業もあることに愕然とする。


ちなみに僕は脳卒中の急性期病院にいて、この患者がどのような経緯をたどって自宅に帰っていくのかが


すごく興味があって、回復期リハビリテーション病院に転職しました。


発症から自宅退院まで、脳卒中患者さんをずっと看ています。


● 療養病院


回復期リハビリテーション病院のパターンと似ていることがある。


急性期は自分に向いていないタイプ。


救命救急やケア、リハビリなどに積極的に熱くなるタイプではなく、


老年にどっぷりはまっている方もいる。


たまに、新卒で来たけどやっぱりこのままじゃあ看護師としてスキルがなさすぎる


と考えて回復期リハビリテーション病院や急性期に転職する人もチラホラ。


急性期などに疲れて、癒しとゆとりを求めて転職してくるひとが多い。



● 老健


病院ではもう働きたくないタイプの人が来る。


時間の融通がきくことが多いため、主婦や小さなお子さんがいる看護師には人気。


ただスキルアップはなかなか難しい。


年配看護師が多いのが特徴。


その狭いコミュニティのため、好かれたら心地よい職場だが、


一度嫌な影口が立つともう一斉攻撃をくらう。


考え方によっては、とても恐ろしい職場。


● クリニック


こちらも時間の融通が利くので、主婦や小さなお子さんがいる看護師には人気。


老健とおなじく狭いコミュニティなので、生きていくためにはそれなりのスキルが必要。


院長の性格に大きく左右される職場環境でもある。


夜勤なし、土日祝休み、お盆、GW、お正月といった大型連休がカレンダーどおりにとれるのが魅力。


自分にピッタリあったクリニックなら一番心地よいかも。


ただし新規オープンのクリニックをお薦めします。


お局様がいないから。



いかがでしたか。


その他にも看護師資格を活かせられる職場はたくさんあります。


じぶんに合った職場に巡り合うことを祈っています。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。




















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プロフェッショナル 仕事の流儀 「がん看護専門看護師 田村恵子の仕事 希望は、必ず見つかる」

こんにちは、ピストンです。



僕は脳卒中看護が専門分野です。


脳神経外科から始まり、リハビリテーション病棟で経験を積んでいます。


専門分野は違えども、この方の看護のスキルはすばらしいと思います。


少し前のTVで放送されていたのですが、


学ぶべき姿勢があって、いまも覚えています。



プロフェッショナル 仕事の流儀

「がん看護専門看護師 田村恵子の仕事 希望は、必ず見つかる」



田村恵子さん、がん看護のプロフェッショナルです。


ちょっと長い動画ですが、お時間があるときにどうぞ。


ぜひみなさんにもご紹介したい動画です。






それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。









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リハビリの外出訓練はどのようなものか

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こんにちは、ピストンです。



回復期リハビリテーション病棟では、基本的には次は自宅生活が待っていることになります。


例外はあります。


リハビリをしてきたが、諸事情で自宅ではなく施設を選ばれることもあります。


しかし急性期をすぎてリハビリ病院に入院してきたということは、


可能性に賭けてこられたということです。


多くの患者さんは自宅に帰ることを思っています。


自宅退院を目指す患者さんにたいして、リハビリスタッフをはじめてとして看護師や他の医療職


は、自宅での生活を考えて日々の仕事をしていくことになります。



自宅に帰るにあたって、障害の程度によってこえなければならない壁があります。


そこ壁にどうやってむかっていくか。


入院中にいろいろ試すことをやってみて、帰ってから困らないように課題を抽出していきます。


そのひとつが


「外出」と「外泊」です。



● 退院したあとの自宅生活を視野にリハビリをする



退院までにたとえ1回でも外出をして、


家の中での動作が安全におこなえるかを試したほうがいい。


それまでは入院中に、歩く、食べる、排泄する、着替える、くつを脱着するなど、基本的な


日常生活動作を訓練します。


入浴の練習もします。



自宅にベッドがない場合は、床からの起き上がりも訓練します。


畳の家でも、そうです。



すべては自宅での生活を見据えて訓練します。



● 外出をしていろいろ試す


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ある程度リハビリで日常生活ができるようになってくると、自宅ではどうかを試します。


自宅にリハビリスタッフが同行します。
必要があれば、ケアマネージャーや福祉用具業者なども同行することがあります。
自宅の玄関の段差は何センチで、安全に越えられるか?
手すりは必要か?
トイレ動作はできるか?
バスタブに入れるか、出られるか?
ベッドは適切か?
ベッドからトイレまで、いつもいる部屋からトイレまで歩いていけるか?
など、多くのチェックポイントがあります。
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自宅に外出する以外にも
仕事や買い物などでバスや電車といった公共交通機関を利用する場合は、
実際にバスや電車を乗りに、リハビリスタッフと一緒に外出をする場合があります。
健常者ではなかなか気づかないことがありますが、バスや電車に乗ることは
障がいを持つ患者さんには不安なことなのです。
このように入院中に外出をすることで、このあとにある自宅退院が安心しておこなえるのです。
これらを一つ一つ確認していきます。
問題があれば、残りのリハビリ期間中の課題となります。

● 外泊もしてみる


外出だけでなく、外泊をすることも有効です。


たとえ1泊だけでもいいのです。


外泊なら時間的にせかせかしなくて済みます。


時間は外出よりありますので、じっくり自宅生活のイメージがつきやすい。


できるだけ普段どおりの生活をして1泊してもらいます。


問題があれば、残りのリハビリ期間中の課題となります。



● すべては退院したあとのことを考える


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これに尽きます。


そのためにリハビリ入院をしているといっても過言ではありません。


患者本人や家族は、単にリハビリスタッフのいうままにするのではなく、


看護師のいうままにするのではなく、


もっとどん欲にリハビリに飢えて欲しい。


「もっとやりたいんだ」って言っていいんです。


そういう患者さんは良くなります。


リハビリメニューは多彩にあります。


お金と時間をつかって入院しているのです。


ずっと入院はできません。


だからこそ、どん欲にリハビリに励んでほしい。


僕たちは精一杯サポートさせていただきます。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。






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